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【裁縫録0101】 不本意巻きロックTシャツ
Tシャツ2作目
この前はロックミシンだけで作れるTシャツを作ったので、
今度は市販品と同じように、袖や裾を二つ折りにしたTシャツを作ってみようと思った。
今回もベビーロックさんのサイトから無料型紙をダウンロードして使用。
このパターンではカバーステッチミシンを使うのだけど、うちにはないし使いこなせもしないので、ロックミシンで端を処理した後で家庭用ミシンで縫うことに。
ウーリースピンテープ失敗
家庭用ミシンでニットを縫う時の問題その1:ニットの伸び縮みに糸がついてこれず、糸が切れる。
これは、ニット用のミシン糸レジロンを使うとか、ミシンの「伸縮縫い」機能を利用するとかで対策可能だ。わざわざレジロン買ってくるのもなぁ…手持ちのキングスパンで対応したいなぁ…というわけで伸縮縫いを採用。
家庭用ミシンでニットを縫う時の問題その2:ずれる・のびる・布が針板の穴に食い込む。
これは「スムース押さえを使う」とか「押さえの下に紙やすりを置いて縫う」とか、「紙を重ねて縫って、後から紙を破る」とか、「押さえ圧を弱めに設定する」とかの対策があるらしい。ワタシのミシンには押さえ圧調整機能がついてないので、残りの3つを採用してみた。こんな感じ?
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試し縫いしてみたらとりあえずずれずに縫えたけど、でもよく見るとちょっと伸びているような…(写真は撮り忘れた)。
「縫うところに伸び止めテープを貼る」という裏技も見つけたがうちには伸び止めテープがない。そういえばこないだ買ったウーリースピンテープがあるぞ。あれは伸び止めに使えるんだったよね。
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というわけで裾をロックミシンで処理する時にウーリースピンテープをつけてみよう。
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あれ?思いっきり縮んでない?差動はNのままだよ?
そう、ウーリースピンテープを縫い付ける時にはテープが引っ張られないように気をつけないといけないのだ。多分これ縫う時に思いっきりテンションかけましたね…。
解こうとしたが、黒い布地に黒いウーリースピンテープに黒い糸…の組み合わせは、どこが針糸だかよく見えなくて早々に諦めた。ワタシはかなり目が悪いが、普段、縫い目を解く時にはそこまで「見えなくて困る」ことはなかった。でも、ウーリースピンテープって編み目?が粗いから、これに同じ糸の糸が絡まってると何がなんだかわかんねぇよ。
というわけでもう、諦めてぶった斬りました。縫い代分が短くなった断端は…ええわ巻きロックにしちまえ! 裾だけ巻きロックにするのもなんだから袖口も巻きロックじゃ!
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ハイやけっぱちで無理やり完成させました。あ〜あ。
別布をつけた襟ぐりもなんかヨレってるよ。
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