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【裁縫録0147】 ノースリーブチュニック(クライ・ムキ式)
リバティのニットで
クライ・ムキ式ソーイングスクール中級編の6つめは「ノースリーブチュニック」。カバーステッチミシンにつけて使う「四つ折りバインダー」で襟ぐりと袖ぐりを処理する、というのが今回のキモだ。布帛でもバイアステープを作って布端の始末をするってのは時々やるけど、ニットだと同じようなことが、ミシンに専用の機械を取り付ければ簡単にできるらしいんだよね。
冬向けの暖かそうなニットが多数陳列されているが、あまりモコモコな布をニットテープにすると縫い付けが難しそうな気がする。分厚すぎず、手持ちのタートルネックセーターやフリースにあわせて着やすいものを選ぼう…。
というわけで今回はカットクロスではなくて反物として売られていたリバティのお花柄を選んだ。
ニットテープを作る
ニットテープが布帛のバイアステープと違うところは、細長い生地を斜めではなくて横にとること。ニットは縦や斜めよりも横方向に伸びやすくできているのだ。バイアステープに比べて生地の量が少なくても無駄なく使えてありがたい。ただ、四つ折りバインダーに入れて使う都合上、布帛バイアステープのようにツギハギはできないようだ。
ふらっとろっく用の四つ折りバインダーの場合、テープは幅3.6cmで切り出すと良いらしい。今回は方眼定規を当てながら切ったけど、家でやるようになったらダンボールとかで3.6cm幅の定規を作っておくと便利かもしれないと思った。裁断は裁ち鋏ではなくてロータリーカッターを使うのが前提である。
四つ折りバインダー
で、四つ折りバインダーというのはこういうやつ。
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四つ折りにした状態のテープと針の位置の調整が大事。試し縫いで微調整を繰り返すので、テープは多めに作っておかないといけない。先生の手ほどきを受けてセッティングしたらそんなに難しくは感じなかったけど、ひとりでさっさとできるかというと微妙だ。まぁいずれ自宅用に買ったら、最初は説明書とにらめっこしながら悪戦苦闘するだろう。
…と思ったらわかりやすい公式動画があったよ。
セッティングさえしっかりできていれば、縫う操作自体は1回めでも技術的に難しいことはなかった。布端をテープが折れ曲がった角にちゃんとあてながらミシンを踏めば大丈夫。もし縫い落としたらセッティングが悪いってことみたいだ。
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出来上がりはこんな感じ。
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タートルネックとあわせて着れば程よくゆるっとした感じで悪くないかな。
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