何も聞かずに抱きしめて
いつからなんだろうな。
今元気が出ないとか、こういうことがあって悲しいとか、苦しいとか、人に言えなくなってしまったのは。
いやきっと、もともと子供の頃からそうだったのかもしれないな。いつも自分1人の中で考えていたように思う。人に自分から話しかけるのは元来苦手な方だし、両親も私に今何考えてるの?今日はどんな一日だった?とか問いかけるようなタイプではなかったから、私も自分の話をするのは苦手、、というより、やり方がわからなかった。
思春期になって日記を書くようになって、そこから自分の考え事や心配事は全てノートが受け止めてくれるようになった。それ以降、私がいつも悩みを打ち明ける相手はノートだ。最近だとiPhoneの中のメモ機能がそれとなる。私が死んだら自動消去もしくは自動爆破する装置をどうにかしてスマホに備え付けたいものだよどらえもーーん。
で、それでも考えが溢れ出したり、想いは消化されなくて、人知れず泣き暮らすことがたまにある。後になって友人に、あの時実はーだったんだよと打ち明けると、え?そうだったの?と驚かれることは珍しくない。私はいつも1人で抱えてしまうのだ。
だから、周りの人に対して素直に元気のない姿をリアルタイムで見せたり、凹んで誰かに頼ることができる人を見るとすごく羨ましかったりする。いいなぁ、、、、だが私にはできない。きっと私は弱音を吐いたり悩みを打ち明けることって、余程追い詰められない限りはできなくて、それはそれで私の美学でもあったりするから、きっとこの先もできないし、したくもないのだろう。
そうだとすれば仕方がないんだな。腹括って生きていくしかない。これらの強がりがいつかホンモノになるように、肝が据わった女性になっていくしかないじゃないか。なる。なる、なる、なるよーー!!!
だけど、たまに誰かの胸でメソメソ泣かせてもらえないものだろうかと考える夜もある。ただひたすら泣いたら何かスッキリするはずなんだ。何も求めない。何にも聞かなくていいから黙ってそばにいてほしい。
私みたいに痩せ我慢してる女性たちは多いはずで、皆んなこんな夜はどうやって過ごすのだろうか。お酒を飲んで、推しのライブとか韓流ドラマでも観るのかな。それもよさそうだよね。
とりあえず今夜も子供を抱きしめて眠る。わたしの宝物。おやすみなさい。