次のチャレンジ、CPOになりました
今年の4月から事業創造ファームdotD株式会社にCPOとしてジョインしました。昨年末にRetty株式会社を退職して、直近半年間で環境が色々アップデートされたので、過去振り返りながら "なぜ入社したのか"、"次は何をやるのか" を書きました。自分自身の記録と退職時にご連絡頂いた方々へご報告兼ねて。
退職〜入社経緯
C向けプロダクトに7年程携わり、"1人でも多くの人を幸せにできるサービス創り"を自分自身のミッションとして顧客に向き合ってきましたが、この先は経営・ビジネス領域からも組織・プロダクトを創れるようなスキルをつけたいと以前から考えていました。新たにチャレンジしたい課題を見つけたこともあり昨年末に退職しました。
手放さないと新しい物は入ってこないと考え完全ノープランでした。普段計画的なタイプなので周りには驚かれていましたが、手放した先に何かがあるような気がして言語化出来ない感覚で決めていました。
チャレンジしたい課題は、日本社会での均質性の高さ。日本企業の女性役員数、男女の平均年収差、ジェンダーギャップ数値など具体的な数値や他国の状況など調査を行い、定性でも50人程ヒアリングしましたがニーズと実態にとても違和感がありました。Femtechや女性のキャリア支援等のマーケットで新たなチャレンジを探して、5ヶ月間はフリーランスとしてサービス立ち上げ・アプリコンサルを主に複数社お仕事させていただきました。
数名の立ち上げ期や、事業・人が急成長中のベンチャーなど様々なフェーズの企業に携われた事で、改めて自分の得意分野を再確認出来た時期でした。その後起業も検討していましたが、ウイルスでの環境変化や自分のスキル不足を踏まえて、長期で考えてやり方を変える事にしました。そこから別ドメインもお手伝いするようになり、出会ったのが株式会社dotDです。
dotDとはどんな会社?
本格始動してからまだ1年程のスタートアップ。2軸の事業を持っており、自社事業でのプロトタイピングプロセスをエンタープライズに還元して、相乗効果で成長していくモデルで、今後は複数の自社事業立ち上げと海外支社も検討している面白い会社です。
創業メンバーは外資コンサル出身のベテラン、共創事業では20年のナレッジが活かされたサービスを提供しています。他メンバーも今まで一緒に働く事のなかった方々が多く新鮮で個人的にはとても学びの多い環境です。
私は7年以上携わったC向けサービス経験を活かして自社サービス事業を担っています。現在まだまだ立ち上げフェーズ。私が入社した時は正直大分カオスな状態で(笑)、早くサービスが立ち上がる様に体制整えたりプロダクト改善をいそいそと取り組んでいます。
スタートアップですと調達額は気になる所ですが、本格始動から1年以内で単月・単年度黒字化を達成しており自社事業に投資する形で回っております。(私は驚きでした) なので、自社事業は数年で自立する事が当面の目標です。
写真撮影に慣れず爆笑、、、、
改めて過去の経験を振り返る
2013年から株式会社アイスタイルにデザイナーとして入社し、@cosmeの様々な改善に携わっていました。最後の1年半はビューティプラットフォームを実現する大規模PJTを、社長直下のPjMとして担当していました。当時ディレクション経験は大分浅く多くの方にご迷惑をかけながら進行していたと思います。そのような中、代表の吉松さんにほぼ毎日時間をとっていただきフィードバックを頂けた数ヶ月間がありました。数百億生み出すビジネスモデルを考え創る工程を目の前で見た事が今でもモチベーションになっており、いくら感謝してもしきれない程の経験があります。自分も誰かに近い体験を提供出来る人物にいつかなれる様、日々邁進しているくらいの原体験です。
知人からRettyの紹介があり、スピード感ある開発・顧客との距離に共感して、2015年から4年半参画しました。
マネージャーとしてアプリ責任者を担い、プロダクトグロースからチーム創りを行ってきました。具体的な成果は書けないですが、数千~数億規模のマーケを行なっていた最大手とストアレビュー数・評価を比較して頂けるとわかると思います。(マーケはほぼかけず地道な改善で辿り着いています)
他2ヵ国の海外展開も携わり、全国で抱えているグルメコミュニティに向けたイベントを主催、オフィスのクリエイティブディレクション等オフラインの体験設計など様々な役割を担って成長に貢献してきました。プロダクト開発に関連するプログラミング以外の事は大体やったのではと思う程、急成長サービスならではの経験は大きかったですが、優秀なチームメンバーに囲まれていたので、何よりも"チーム開発とは"をみんなに教えてもらった事が私の中では財産です。
様々な方々のお陰で前に進む事が出来ています。ありがとうございます。
そして、過去の経験を振り返っても今回のチャレンジは最適だと思っています。
なぜdotDにジョインしようと思ったか
1. 「事業モデルへの共感」
自社サービスでプロダクト開発に向き合ってきたナレッジ還元をする事によるビジネスに強くやりがいを感じました。日本の物づくりの底上げに少しでも貢献出来て、逆に大企業の仕組みからも学ぶ循環が出来ます。そして現状取り組んでいる自社サービスは成長中のペットテック。行動が国にとらわれないのでグローバルでチャレンジ出来るのも面白みを感じています。
2. 「信じて任せるカルチャー」
リファラルだったのもありますが、1時間話してCPOのオファーを頂いた時は驚きました。CEOの基本スタンスはやりたい人に任せたい。当然誰にでもという話しでは無いのですが、決めたらやり切る所まで応援してくれる組織です。取る・取らないリスクの感覚、とりあえず試してみる等、CEOの考え方に共感している点はとても多いです。
3. 「バリューの " Respect for Diversity "」
日本社会の根底から変える事の難しさを痛感した事もあり、まず自分が多様性の高いカルチャーで成果を出せる組織創りが出来るようになり、誰かの活躍場所を作れたら一歩前に進めるのでは無いかと今は考えています。バリューにあるくらいCEOからメンバー全員大事に思っているカルチャーが環境でチャレンジしようと思いました。今既にdotDは出来ているのですが、人数が増えてもスケールする形で実現出来る組織だと確信しています。
dotDではどんなことをしていくのか
今後は領域を広げ経営・ビジネスにも関わっていきます。ペット市場は年々成長し続けていますがまだまだ課題も多く、動物・オーナー共に幸せになるという軸でサービスを提供していきます。共創事業と協力し、新たなビジネスモデルを構築していく事が直近の目標です。今回は自社事業の事にあまり触れなかったのですが、次回noteで記載しようと第二弾も書きはじめています。
そしてバリュー体現の為に、"ダイバーシティ&インクルージョン"なカルチャーを実現します。具体例だと、メルカリの"メルシーボックス"のような、スタートアップの基準を変えるようなきっかけを生み出せる組織になれるよう、評価・制度含めてあり方を考えていきたいと思います。
絶賛採用募集中です!
dotDのビジネスモデルに興味がある、ペットテックにチャレンジしたい方は是非TwitterにDMください!まだ少人数でこれから成長するフェーズなのでとても面白い時期だと思います。特にプロダクトマネージャー、エンジニアリングマネージャーを募集しております。副業からスタートOKですので、お気軽にご連絡ください:)