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詩 (乱伐)

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聞こえないビートにのって 言葉が巡り続けています
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2021年5月の記事一覧

乱伐

乱伐

曖昧に連なる四隅のTシャツを
ゴミ箱にトラッシュ  
白黒で反射しては反芻する対偶に介入
そのまんま
夜に発射した飲みかけのコーラ三杯に   
現在の虚無を垣間見た一昨日の記憶と半年の   半年の忘却

彼が遺した言葉は次第に猥雑な雰囲気に呑まれて泡となって郊外へと吹き出る 
郊外に溢れた泡は遥かに聳える山へと逆流 
遥か山頂の彼方へ キラリ キラ キララ

点滅するスポットライトに宛てがう未来へ

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