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悩まないほうがきっと楽

悩むのも疲れる。

長い時間、どうしたらいいんだと考えてみたところで、事態を打開する良いアイデアは、そう簡単には出てきてくれない。それに、過ぎてしまった時間で、あれもこれもできたではないか。悩んでいたことで時間を失ったのに、代わりに何か得られたわけではない。その事実によって、さらに落ち込んでしまう。

ならば、もう、悩まないのはどうだろう。「どうしたらいいんだ」には「どうもしない」。「私はだめだ」には「だめでいい」。「私が嫌だ」には「嫌でいい」。そんなふうに片っ端から流してやるのだ。仕事や勉強など、具体的に何かが迫っているのなら対処しなければならないが、そうではない抽象的な悩みならば、対処しないままでも死にはしない。むしろ悩み過ぎたほうが死に近づく。

ここで私がやめとこうよと言っているのは「悩む」ことである。「考える」ことは「悩む」こととは別で、必要なことだと思う。考えてその悩みや問題が解決するのならばそれでいい。ただ、考えても解決しないことがある。そういった悩みは、一時的に避けておいてもいいのではないかと思うのだ。状況が変われば解決できることもあるだろう。それまでは悩まないようにするのも一つの手ではないか。

そうはいっても、気が付けば脳内を回りだすのが悩みではある。そのような状態になった時には、別のやることを決めておくのも良いと思う。運動をする、外出する、音楽を聴く、などだ。悩むことを強制終了させてしまおう。

ここまでしばらく文字を打っている間は、文字を打つことに力を使っていたので、悩むことを一時休止できていた。これでいい。文章を打ち終えて、悩みが戻ってきたら。その時はもう寝てしまうつもりだ。

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大場さやか
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