動けば、動く

ＡをすればＡができるとか、ＡしないとＡできないとか、どんな言い方でもいいのだが、そういうことである。何もしないでＡが起きることはまずない（希にはある。他人の行動のおこぼれにあずかるとか）。

連休中はあまり外出しなかった。混雑は苦手だし、なにより財布が寂しかった。家で本を読むぞと思っていたが、それすらも進まず、主に寝ていた。体調が悪かったわけではないので、やる気がなかっただけだ。

そうやって何日も家に籠もって寝て過ごしていた連休中、ここに書けそうなネタを見つけられなかった。出かけなかったからイベントにも遭遇しなかった、というのが大きな理由だ。だが、別に出かけなくてもネタ元に出会うことはある。ネットを眺めているだけでも気になる情報はある。そこから考えてみれば、記事になるくらいの文章にできるかもしれない。だが私にはそれすらできなかった。

ネタを見つけようとしなければネタには出会えない。文章を書こうとしなければ文章は書けない。当たり前だが、そうでしかないのだ。他人が「これについて書いてみたら？」なんて言ってくれる環境もあるのかもしれないが、その状況はとても恵まれている。

でもこの「ＡをすればＡができる」はありがたいことでもある。何でもいいのでとにかく動いてみればいいのだから。外に出かけられないとしても、頭を動かしてみればいいのだ。動けば、動く。動いて見た結果、面白いことが起きるかどうかはまた別の問題なのだが、面白いことなんか一つも起きなかったよ、というのもネタになるではないか。

いや、何が何でもネタを探さねばいけないわけではないのだが。