我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか 24.12.1-12.8
12月。わりとよい感じのペースで仕事を進められた第1週目。やっぱり、ライターの仕事とそれ以外の仕事のバランスが大事だなと改めて思う。今書いている原稿たちを仕上げた後の12月後半に向けた企画も進める。
月曜日 パラレルワークの一日
朝から次年度事業の見積作成を作った後、2本の原稿を書き進める。1本は「東北食べる通信12月号」の原稿。
12月号は、青森県八戸市の定置網漁船・清和丸の石井駿吾さんが主人公。
東北食べる通信編集長の阿部さんのnoteから長尺の動画も見られます👇
阿部さんとはかれこれ10年以上のつきあい。阿部さんも私も、東日本大震災によって人生とキャリアが転換した同士。いわば同志であり仲間みたいなもの。この震災復興仲間はたくさんいるけれど、その中でも今も東北にいる人は決して多くない。
だからこそ、彼らとはひんぱんに会話していなくても、分かり合える。勝手にそう思っている。
一次産業の生産者と話すのが好きということはもちろん、復興仲間と今も仕事で会えるのもうれしくて、食べる通信は好きな仕事。
火曜日 キャリアコンサルタントの一日
火曜日は、釜石市のしごとくらしサポートセンターにキャリアコンサルタントとして常駐する日。相談対応のあいまに、来年に迫る国家資格キャリアコンサルタントの資格更新に向けた作業もする。
私は個人事業主の状態でこの資格を取得し、更新をするので、けっこう費用が掛かる。ここまで100万近くたぶんかかっていると思う。(雇用されている人は国の制度でもっとリーズナブルに取得できる)
維持にもコストはかかるが、キャリア支援の仕事は長期的にもっと力を入れたい。
夜は、私が所属しているJCDA(キャリコン資格の認定団体)のピアトレーニング(勉強会)。これは国家資格の更新には関係ないものだけれど、先輩キャリコンからフィードバックをもらえる機会はとても重要。
私のように日ごろスーパーバイジングを受ける機会がないキャリコンにはおすすめしたい。
水曜日 取材ライターの一日
先週取材をした2本の記事を書く。
うち1本は内陸部での取材の原稿。リリース前の仕事なので詳細は書かないが、ある職人さんのお話にゴーギャンの<我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか>が出てきた。
先月のnoteで書いた雨風太陽の高橋博之さんの講演にもこの作品の話が出てきた。内容にも共通するところがあって、興味深い。
偶然なのか、最近この絵画が話題なのか、は分からないが、けっきょくは、人間は、ルーツとかオリジンに還りたいということなのかな。
そう思って今書いているうちに、さらにその前に書いたるんびにい美術館の板垣さんのお話にも通じるなと思う。
日々の仕事の中で、予算とか募集人数とかKPIといった具体的なことを考えることが多いが、抽象的な思考はとても大事で、というか、自分が抽象的な思考を強く求めている今日このごろだと実感する。
新聞記者を辞めて地域に入って、とくに失ったものはない(安定した給与くらいか)と思っているが、抽象度の高い思考をする時間はあきらかに減っていると感じていて、もっと哲学とか思想にふれて、それを持って地域の現場に入りたいな、というようなことを思う。
来年の目標はこれかな。
その意味でも、哲学を持った人(仕事はなんであれ)に取材できることは、本当にありがたいし、原稿料をもらってそれができるなんて、ホントによい仕事だと思う。
木・金曜日 ライターメインのパラレルワークの一日
週後半になり、原稿の締切に追われる。当初はけっこう余裕があると思っていたが、木・金曜日にオンラインでの打ち合わせがたてこむ。
これまた復興仲間で、この10年コンスタントに話をしてきた高橋くんとオンラインでミーティング。彼が受け持っている大学の授業の関係の打ち合わせ。
打ち合わせとは言うものの、キャリアや人材がテーマなので、おのずとそれぞれのキャリアの振り返りや最近の仕事などについてカジュアルに話す。ここ数年のわたしについてフィードバックをもらえて、自分の認知とけっこう一致していることに驚く。
さすが人材育成にかかわる人は他人をよく観察しているなと思う。
自分もそうありたいし、要所要所で人にもきちんとフィードバックしていきたいと思う。
土・日曜日
これは日曜日のお昼前に書いているのだが、これから、釜石の高校で取り組んでいるキャリア教育「釜石コンパス」の関係で盛岡に行く。
土曜日はしっかり休んで友だちとコンサートに行ってご飯を食べるなど