恵宝巻き

農業、福祉、企業の農福連携マッチングが私の仕事です。
障がい者事業所へ農作業依頼しても、その事業所全員が作業できることは殆どないです。
そんな中、同じ農福連携仲間の藤岡さんの息子の洸さんの絵がFacebookに載っていました。
彼の作品は、障がい者アートの「あいちアールブリュット展」にも展示されています。
Facebookで見た途端、“うわ、素敵、欲しい”と思いました。
美味しそうなのに、清潔感があって、幸福感もあります。
なぜ、この絵が欲しいと思ったのか考えてみました。
なんてったって、かわいい！です。
絵の情報が少ないという所も好きです。
恵方巻があるはずの部屋も、お皿も書いてありません。
余白が白くて自由な分、色んな場所で恵方巻を食べられる気がします。
ただ、単純に、純粋に恵方巻が美しく描かれています。
具材も丁寧に細部まで、きちんと描かれているとこも好きです。
恵方巻なのに、切ってあり上品で、なおかつ、少しづつ見える材料が違う所が好きです。
恵方巻はその年の決められた方位に向かって黙って丸ごと食べるというのが作法らしいですが、早々に切ってあるところが、自由で好きです。
数年ほど前、藤岡洸さんの通っているOperaARTを訪問し、額付きで購入を決めました。
以来、我が家の改装したリビングにはずっと飾ってあり、毎朝夕、眺めます。
皆さんに洸さんみたいな方がいるという事を知って貰いたいことはもちろんですが、この絵が農福連携の象徴のようにも感じます。
農福連携は、様々な季節、様々な地域で、様々な作物の、様々な作業と様々な人々の出会いがマッチして出来上がります。
恵方巻も、ネタの種類や材料、分量や組み合わせによって見た目も味も違ってきますが、１つの寿司です。
地域全体が農福連携をネタにまとまったら、もっと太い恵方巻ができそうです。
洸くんの題名は「恵方巻き」ですが、縁起も良さそうなので「恵宝巻き」にしました。
このTシャツを着る皆さんの生活が、美味しく華やかに明るくなりますように。
絵柄は３種類あるので、是非、ご家族お揃いでどうぞ（送料無料）
https://shinanostory.base.shop/
個性豊かな人財が生き生きと地域で活躍できますように…。
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