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苦しみは成長のサイン?心の筋肉を鍛えるタパスの力

こんにちは!
ウェルビーアドバイザー吉田紗弥です。

秋もようやく深まって涼しい秋晴れの季節です!
皆様はいかがお過ごしでしょうか?

今日もヨガのお話から進めてまいりますね。

今から約2000年前に成立されたとされる、ヨガの根本経典、
「ヨーガ・スートラ」には、
私たちの生活をよりよくしていくための、
賢者の教えが記されています。

その中から一説ご紹介します。

タパスによって超自然力が得られる。

「インテグラル・ヨーガ」ヨーガスートラ/パタンジャリ

まず、タパスという言葉は
「苦行」と訳されます。
そして
超自然力
というのは簡単にいうと、
まだ手にしていない新しい力という意味であり、

この一説とは、

「苦しい行いによって、
まだ手にしていない新しい力を
得ることができる」

という意味になります。

けれども、私たちは
苦しいことって嫌いですし、
なるべく避けたいものですよね。
むしろ「楽」が好きです。

でもこのヨーガスートラでは
苦しい行いを進んで行いましょう!と
言っています。

一体なぜでしょうか?

私たちは生きていると、
時に苦しいこと、辛いことなどが
人生の中で降り掛かってくることがあります。

そういう時、
「苦しみ」の捉え方、考え方を変える
ことで
もっと人生、生きやすくすることが
できるのではないでしょうか。

では、
苦しみとは一体何なのか?

それは、
「自分自身の許容範囲を超えていること」
です。
やったことないこと、
経験したことないことに対して
私たちは
「苦しい」と感じます。

しかし、
この許容範囲を少しずつ
広げる作業を繰り返すことで
最初小さかった範囲はどんどん大きくなり、
自分の許容範囲の中に収まってきます。

そしてもはや、最初、
苦しいと思っていたことが
苦しくなくなってくるわけです。

例えば、筋トレで例をあげてみると、

最初ダンベルを持ち上げても
なかなか持ち上がりませんよね。

しかし、ダンベルを持ち上げ続ける
筋肉トレーニングを繰り返し
行うことによって、
そのダンベルはいつしか
持ち上がるようになります。

これこそが
「新しい力」という意味なのです。

人生も同じで、
私たちは、
お金、仕事、人間関係、勉強など、
さまざまな悩みに苦しみを感じ、
その苦しみを
悪いものとして考えがちですが、

このように「苦しみ」は
自分の許容範囲を
広げていく過程で生じる
いわば
「心の筋肉痛」だと考えると、
自分の抱えている悩みに対して
もっと前向きに向き合えるのではないか
と思います。


ここから、私の「タパス」に関する話になります。

私は四国の徳島出身で小さい頃、
家が川沿い、そして雑木林の近くにありました。

そのためか、
いろんな生き物が出るのです。

夜はコウモリがとび、
害虫も多く、ナメクジが出たり・・。

「おかーさん、ナメクジ出たー!」

「おとーさん、Gやっつけてー!」

の日常。。

そして川沿いの土手には野犬が何匹もいて、
吠えられ囲まれるということもありました汗

こんな田舎やだ..と
不満だらけの10代を過ごし、
若干不快感のあるワイルドでサバイバルな日常が続いていました。

こんな田舎からようやく
解放されることになったのが
大学生になった時です。

髪を染め、ピアスを開け、
都会の京都に出て、
寮生活が始まりました。

しかし、その寮生活は予想していた
華やかな女子大生とは程遠い集団生活。

しかも、その寮がもう築年数30年以上、
鉄筋コンクリートで
中は照明はいつも薄暗く、
夏でもひんやりしており、
まるで廃墟の病院。
全てが共同で、
夜の22時には照明が全部落ち、
非常灯しかないため、
トイレに行くのがめちゃくちゃ怖い。

自習室では幽霊が出るという・・

畳も薄汚れ、
毎日掃除してはいるものの、
窓の外は後ろが森のようで、
イモリなどが張り付いていたり。。

ある時、同じ部屋の友人が夜中に
部屋の入り口に大きい害虫Gを発見、

友人、私、そして先輩とで大騒ぎし
小さな部屋は大パニック。

大きな騒ぎになり、
寮母さんにめちゃくちゃ怒られたのです。

ドタドタとしている間にGはどこかに消えるという・・。

こういう事件が日常茶飯事で、

「こんな古くて、虫も出るし、幽霊の噂もあるし最悪やん」

こんなん、
「実家と変わらんやん!むしろ実家の方がマシだったかも..」

せっかく田舎から、都会の京都に来たのに、
こんな目に遭うのは散々だ。。

と思いながら青春時代から人生約半分
まさしく苦行のような毎日を過ごしたのです。

そして現在はこちらに引っ越しをしたのですが

1年前、東京のマンションに引っ越し、
夜中「先に寝るね」と夫に言い、ベットに入ったのですが、
布団の中でうとうとしている時、
いきなり夫に起こされたのです。
「ねえちょっと来て」と言われ、
リビングに行くと、
壁に大きいGが・・。


しかし、私は久しぶりにGを見たとき何故か
あの昔の頃より冷静になっており、

「なんで寝てる私を起こしたの」と
Gよりむしろ、
夫に起こされたことが癪に触ります。

これだからシティーボーイは。。
横の夫は放心状態。

夫は何やら長さが変えられる、暖簾を掛ける細い棒を持っておりましたが、
なんの役にも立ちません。

私は、以前から用意してあった、
害虫用のスプレーを手に取り、
しかし、スプレーでは効かぬと知っていたので
カビキラーの二刀流で参戦。

ようやく決着がついたのです。
(私が参戦している間、夫は私の後ろでみているという。。)

このような勇敢さが身についていたのも
この20年間の田舎暮らしと、大学の寮生活の
があってこそだと信じています。


私達は、
人生、日常生活の中で苦しみを抱えて
頭を抱え込んでしまう時があります。

けれども最初は小さかった自分の
許容範囲を少しずつ広げていく時
まだ手にしていなかった
新しい力を得て
人生を大きく変えていくことができるはずです。

まるで
練習を繰り返し
世界の舞台で
活躍するアスリートのように
私たちも

自分の許容範囲を広げ人生の可能性をも
広げていくことにしましょう♪



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