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Sayaのライフストーリー

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2021年3月の記事一覧

雛人形と私の晩婚の真相

2021年3月3日。今日は雛祭り。 我が家には、オルゴール付きのガラスに入った雛人形がある。 これは、私の曽祖父が、ひ孫である私たちのためにと買ってくれた雛人形である。 この雛人形、私は数年振りに見たのだが、繊細で美しい。 でも、雛人形を見ていると、なんだか、若い頃の苦い思い出が蘇ってくる。 雛人形を見ると思い出す亡き祖母への反抗期 私は中学生から高校卒業するまで、今は亡き祖父母と3人で暮らしていた。少し特殊な家庭環境に、私の反抗期は、祖父母に向かってしまったことは

老後の夢とアイデンティティー

「お父さん、退職したら何したいか知ってる?」 と母に聞かれ、私はすぐさま、「今の会社で再雇用してもらって、もう少し働いていたいって言ってたよね?」と答えた。 「そうそう。でも、もし再雇用してもらえなかった、何したいって言ってると思う?」 「ん〜、お母さんと一緒に農作業すればいいんじゃないかな?せっかく、うちには畑あるしさ」 「畑は嫌なんだって。」 「え〜。そうなの?んじゃ、何?」 「あのね、お父さん、コンビニでバイトするんだって。」 と笑いながら母は言った。

獣医さんになる夢を諦めていなかったら、私はどんな人生を送ったんだろう。

子どもの頃の夢私は幼い頃、獣医さんになることが夢でした。もう少し詳細に言えば、動物園で動物に囲まれながら仕事をすることが夢だったので、獣医さんになりたいと思っていました。 動物園で働くためには、どんな進路選択をすればいいのだろう?と思って手に取ったのが、「13才のハローワーク」という本でした。 この本は、自分の好きなことから、職業を探し出していくことができる、進路選択辞典のようなもので、ベストセラーとなった本です。 当時の私は、動物が大好きだったので、動物が好きな人に適