見出し画像

獣医さんになる夢を諦めていなかったら、私はどんな人生を送ったんだろう。

子どもの頃の夢

私は幼い頃、獣医さんになることが夢でした。もう少し詳細に言えば、動物園で動物に囲まれながら仕事をすることが夢だったので、獣医さんになりたいと思っていました。

動物園で働くためには、どんな進路選択をすればいいのだろう?と思って手に取ったのが、「13才のハローワーク」という本でした。

この本は、自分の好きなことから、職業を探し出していくことができる、進路選択辞典のようなもので、ベストセラーとなった本です。

当時の私は、動物が大好きだったので、動物が好きな人に適する職業を本で探して、動物園で働くという進路を見つけました。

そして、動物園で働くためには、獣医さんになるのがいいのでは?と考えたのも、この本がきっかけだったと鮮明に覚えています。

夢を追うことと周囲の応援

獣医さんになるためには、大学の獣医学部に進学しなければなりません。獣医学部は医学部と同様6年制の学部です。

今となっては、高校卒業してからの6年間を勉強に費やすのは、とても素晴らしい経験だと感じるのですが、高校生だった当時の私は、この6年間という期間が果てしなく長く感じたのを覚えています。

私の両親はどちらも大学を出ていませんから、常に経済的な心配をしていました。

もちろん学力も高くなければ獣医学部には進学できませんから、私は高校三年の春まで獣医学部を第一志望に据置き努力をしていました。

しかし、私はどうしても6年間大学生をし続けることへの不安が大きく、そして、浪人を覚悟してでも獣医学部を受験したい!という意志を貫けず、結局、獣医学部の受験を断念することを決めました。

獣医さんになっていたら

私は今30代。しかし、まだ大学に在籍しつづけようとしています。

高校生の頃、私は一度獣医学部の受験をせずして、夢を諦めてしまいました。6年間という学業の道のりが果てしなく遠く感じてしまったためです。

でも、結局私は6年以上大学に籍を置いてしまいました。今後も学生としての期間は、当分続くでしょう。

高校生の私には、6年間とは果てしなく長くて、十分すぎるくらいの勉強量だと感じていました。

しかし、6年以上大学に籍を置いてしまっている今の私からすると、学問とは果てしなく、勉強すれば勉強するほど分からないことがたくさん見つかるものだということを知りました。

学ぶということは、4年間とか6年間とか、そういった期間でくくることのできない、人生をかけて永遠に追求していくべきことであると、今は思っています。

ただ、今でもふと考えることがあります。

もしあの時、私が獣医学部を諦めず獣医さんになっていたら、私は今だに勉強を続けようと思っていたのかどうか?ということを。

もし私が獣医さんになっていたら、きっと私は勉強をし直すために大学に戻ってきていなかったかもしれない。

そして、私の幼い頃の夢であった動物園で働くことを達成していたかもしれない。

もちろん、私の人生、色々なことを経験させていただき、魅力的なキャリアを描けているのですが、もし、もう一度私が人生をやり直せるのであれば、獣医さんとしての人生を歩んでみたいものである。と思ってしまう。

*SayaのTwitter:https://twitter.com/l0vu4evr
*異文化の魔法:https://saya-culture.com/
*Medium英語日記:https://saya-culture.medium.com/


皆さんのご支援が今後の活動の大きな支えになります!サポートしていただいたものは、ブログ「異文化の魔法 https://saya-culture.com」の運営やnoteの記事の内容向上に使わせていただきます!サポートよろしくお願いいたします。