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雛人形と私の晩婚の真相

2021年3月3日。今日は雛祭り。

我が家には、オルゴール付きのガラスに入った雛人形がある。
これは、私の曽祖父が、ひ孫である私たちのためにと買ってくれた雛人形である。

この雛人形、私は数年振りに見たのだが、繊細で美しい。

でも、雛人形を見ていると、なんだか、若い頃の苦い思い出が蘇ってくる。

雛人形を見ると思い出す亡き祖母への反抗期

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私は中学生から高校卒業するまで、今は亡き祖父母と3人で暮らしていた。少し特殊な家庭環境に、私の反抗期は、祖父母に向かってしまったことは、今でも、私の心の傷である。

その頃、3月3日が近くなると、いつも、祖母は私のために、雛人形を一人で仏間に出してくれていた。

しかし、私は、それが嫌いだった。

なぜか?

それは、雛人形を長く出していると、女性が行き遅れるということをふんわりを聞いたことがあったからだった。

私の祖母は、必ずといっていいほど、この雛人形を3月の中旬、いや、下旬くらいまで飾っておいたものだった。

それが、私には嫌で嫌で仕方なくて

祖母のせいで私は晩婚になると本気で思っていた。

だから、いつの頃からか、私が片付けていた。しかし、それも面倒に感じるのであった。

雛人形と私の晩婚化の関連性は?

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少しインターネットで検索したみたのだが、日本人女性の平均結婚年齢は29.4歳らしい。ということは、今の私は平均を超えて独身の状態なので、晩婚なのかもしれない!!
そして、これはきっと・・・雛人形のせいなのかもしれない!

そんなことを、考えてみると笑ってしまう笑

でも、当時の私は、晩婚になることを恐れて、あの大きな雛人形を片付けたくて仕方なかったのだ。

なんだか純粋すぎて面白い。

もし、今の私が当時の私と会話ができるのであれば、こんなことを伝えたいなと思う。

晩婚になることを恐るのではなく、祖母へ感謝の気持ちを伝えなさい
その後の私がどれだけ後悔をするか。
亡くなってから気づくのでは遅いんだよ。

2021年3月3日の今日、私は雛人形を見ながら、私のために、雛人形を飾ろうと思ってくれていた祖母の優しさを思い出しました。

ばあちゃん、本当にごめん。そして、ありがとう。

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