『メゾン・タテル・ヨシノ』で高校時代の友人とフレンチ
高校時代の友人と何か美味しいご飯を食べに行こうということになった。
彼女とは数ヶ月に1度のペースで会い、だいたいは土、日のお昼にランチをすることが多い。
「たまにはディナーでもいいね。しかも少し豪勢に。」と話していた。
同い年なので彼女も7月に還暦を迎えているし、2人でお祝いも兼ねて。
①メゾン・タテル・ヨシノ
以前会社勤めをしている時に、
社長が美味しいフレンチをみんなで食べに行こう!高くてもいいからセッティングは任せる!と言われた。
ここぞとばかりにいつか行ってみたいと思っていたメゾン・タテル・ヨシノのフレンチをセッティングした。
社長の許可を得て当時で1番お高い1人3万円のコースをごちそうになった。
予想どうり、いや予想以上にすばらしいお料理で、フレンチにありがちな最後はしんどくなるくらいお腹がいっぱいで、はち切れそうになることもなく、ちょうど良い気分で食事を終えた記憶がある。
3万円は出せないが、もう少しお手頃なコースはないものかと検索してみると、ダイナースカード協賛のフランスレストランウィークメニューなる物があり、
ランチでもディナーでもフルコースが税・サ込み1万円で頂ける超お得なメニューがあった。
友人もそのレストランには1度は行ってみたいと思っていたそうで、早速予約をした。
②フレンチコース スタート!
友人とは最寄りの駅で待ち合わせをして、レストランへ向かう。
さあ、お料理の始まりです。
③ワインが飲めたらいいのにな
こういう時に困るのがドリンクだ。
私はアルコールがダメなので、無骨にもぶどうジュースを頂く。
友人はワイン通なので、食事に合わせて白や赤のワインをスマートに注文。
事前にこちらのレストランのグラスワインのおおよその金額も頭に入れて来たと言うからさすがだ。
ワインだけは目が飛び出るほど高い物があるので、気をつけないといけない。
それでもこういう所でアルコールがダメな自分は非常に残念だ。
④まったくタイプの違う友達
アルコールの件だけではなく、彼女と私は全くタイプが異なる。
例えば何かしらの問題に直面した時、
私はひとりで様々なことを調べ尽くして自分なりの解決策を出してから、そのことを人に伝えて意見を聞く。
彼女の場合は、まず初めにできるだけ多くの人に自分のピンチを伝えて、アドバイスを求める。
どちらが良い悪いではなく、
問題解決のアプローチが違うのだ。
一見冷静で落ち着いて見えるのは私だが、いろんな人の意見から納得した解を見つける彼女の方が実は冷静なのかもしれない。
こんな私たちだがかれこれ45年近く付き合って来て、たぶん一度も喧嘩をしたことがない。
言い争いもした記憶がない。
磁石のブラスマイナスのようにお互い惹かれ合い、うまくいくのかもしれない。
⑤サプライズ
ひと通りお食事が終わり、残すはデザートのみという所で、
スタッフの方がやって来て、
「今日はお誕生日のお祝いですか?」と聞かれた。
そう言えば予約の時に「食事の目的」の質問に「誕生日祝い」のところにチェックを付けた。
「私達からお歌のプレゼントをさせて頂きます。」
最初は冗談かと思ったが、2人の名前を聞かれると、本当に歌が始まった。
「ハッピーバースデー〇〇さん🎵」
にちゃんと1人ずつの名前を入れて、2回歌ってくれた。
周りの方々からも拍手を頂き、
ちょっと照れる。
最後にデザートを頂いた。
還暦祝いと言いながら、
何回も祝い過ぎて240歳くらいになってしまった。
ちょっと9月、10月と食べ過ぎたので、来月からは自制しようと思う。