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【ファーストクラスで世界一周】準備編①まずは心の準備

心の奥底にずっとあった『ファーストクラスで世界一周』。
積年の夢というよりは漠然とした憧れだった。
行くか行くまいか。。。
悩んだ末に私の背中を押してくれたのは意外にも今年になって経験した体調不良だった。


①『兼高かおる世界の旅』

『兼高かおる世界の旅』という紀行番組が日曜日の朝に放送されていたのをご存知だろうか?
1959年から1990年まで31年間に渡って放送されていた長寿番組だ。
物心ついた時から毎週日曜日の朝の楽しみだった。(あの頃、うちのテレビはまだ白黒だった)
兼高かおるさんはとても上品な物言いの大人の女性で、ファーストクラスで世界中を旅する魅力的な方だった。
海外旅行が夢のまた夢だった時代に、堂々と世界を飛び回る姿が子供心にもカッコいいと憧れた。

砂漠でもワンピース
未開の地でもワンピース
兼高かおるInstagramより


②3年前のリタイアを機に憧れ再燃

世界一周に憧れはあっても、時間的、経済的余裕がなければまず無理だ。
現役中は家庭や仕事にいっぱいいっぱいで、せいぜい夏季休暇や冬季休暇を利用して1週間の家族旅行に行くのが精一杯だった。

それがようやく3年前に少し早めのリタイアをし、またもや『世界一周旅行』への憧れが再燃した。
しかしながら時はコロナ禍、世界じゅうの国交が閉ざされ、身動きとれない世の中に変わり果ててしまった。
そんな時、一冊の本を見つけた。
『ファーストクラスで世界一周』

何回読んだかわからない本

まさにドンピシャの本だった。
何度も何度も見返してため息。
このまま憧れのまま終わってしまうのか?

③壁は自分の心の中にある

ようやくコロナパンデミックに収束の兆しが見え始めた頃、
PCR検査と陰性証明の取得義務はあったものの2度渡韓した。
でもまだまだ完全自由渡航という感じではないなぁというのが正直な感想だった。

徐々に段階を踏みながら、ようやく完全自由渡航が許される世の中になった頃、今度はインフレ円安のダブルパンチだ。

こんなご時世に無理して行く必要はあるのかな?
またもやそんな気持ちがモヤモヤと心の中に芽生え始めた。

コロナ禍で閑散とした関空


④背中を押してくれたのは意外な経験

今年の2月から3度に渡り謎のみぞおち激痛に襲われた。

ひょっとして胆石があるのかもと自己診断をして、30年ぶりに内科受診し検査するも特に異常は見つからなかった。

体調不良を起こしたら、
長期旅行は避けるのが普通かもしれない。
けれども私がこの時思ったことは、
「世界一周旅行なんていつでも行けるわけではないんだな。特に私の歳では。」
ということだった。
もし重篤な病気が見つかれば、しばらくはその治療に専念しなければならず、完治したとしても無理はできない体になる。

そして自分だけではなく身内に病人やケガ人がいれば、
それを放って長期の旅に出ることはできない。
ジャッキーも今はまだ8歳なので元気にしてくれているが、
年々、病気のリスクも高くなる。
幸い今はみんなそこそこ元気にしている。

今しかない。
将来なんてないんだ。

⑤計画から申し込みは一気だった

そこからは早かった。
一気に行程を組んでマイル数を計算し、自分なりのフライトスケジュールが完成した。

スターアライアンスの世界一周サイト

あとは申し込みの電話をかけるだけ。

5月末にはスマホから申し込みの発信をしていた。

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