10月のグループワーク・補足

昨日は10月のグループワークと似たようなワークをしてみました。

今回は、感覚を捉えられたかどうか?というよりも
それぞれの中にある前提を通じて現実を見ている、ということ。
感覚もその前提を通じて捉えようとしている、ということがワークの中から明確になり
そこを経験してもらえただけでもワークをやって良かったな、と感じました。

どういうことかというと
人は未消化の感情をベースに、何らかの前提を持っています。
それは罪悪感だったり、自己否定だったり、無価値観だったり、被害者意識だったり

細かく言えば、複合的にそれぞれの要素が混在していることもありますし
その人の魂の浄化によって、出てくるフェーズが違う事もあります。
でも、人にはそれらがベースとなり、存在している「前提」があり
その前提を基準に物事を見て、判断するのです。
前提というフィルターを通じて現実を見ている、という感じでしょうか。

罪悪感を持っている人や、無価値観を持っている人は「自分が悪い」という前提があり
被害者意識が強い人は「相手が悪い」という前提がある。

なので強盗の被害に遭っても罪悪感を持っている人は「自分が悪いんだ」と思い
被害者意識が強い人は、自分のミスで大切なコップを割ってしまっても「相手が悪い」と思うのです。

なので罪悪感を持っている人からすると「相手が悪い」なんて考えがあることも知らないし
被害者意識が強い人からすると「自分が悪い」なんて考えがあることも知らない。
でも、他人と自分が感じていることを共有する事で
相手とは違う前提が存在する事にお互いが気付き
「自分には持ち合わせていない考えが世間にはある」という事に気づくことが出来るのです。

相手と比べることで
自分は被害者意識が強い、とか
自分は罪悪感が強いんだっていう、思い込みの一部に気づけるのです。

相手は自分を知るために存在する。
このメリットがワークでは強調されます。

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ここに気づけることは、自分を知るための大きな一歩です。

10月のワークも派手さもなく、地味な感じかもしれませんが
自分を知る
自分の思い込みに気づくのにいいきっかけになったらいいな、と思っています。

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