工作望遠鏡まとめ
工作望遠鏡ってたくさんあるけど、どれを選んでいいかわからないですよね。よく聞くのはコルキットスピカですが、国立天文台が出している分解できる望遠鏡も捨てがたい。学研の天体望遠鏡はちょっと組み立てるだけでよく値段が安い。
デコレーションとか押してシールとかビーズと変わって可愛い望遠鏡を作ることもできます。子供と夏休みの自由研究に使うこともできます。工作しやすいので、思い切って切断して、カメラと接続できるように改造したりする人もいます。いろいろな楽しみ方ができる工作望遠鏡をご紹介します。
国立天文台の工作望遠鏡(5,280円税込)
口径50mm、焦点距離399mm。国立天文台がプロデュースしている望遠鏡で、金星の満ち欠けや土星の環などの観察も可能です。ネジで組み立てることができ、組み立てたあともネジを外すとばらばらにすることができます。アイピースは16倍と66倍がついていて、アイピースもばらすことができるので、望遠鏡のしくみを知るのにもいい望遠鏡です。
国立天文台の望遠鏡キットはVixenのオンラインストアで購入することができます。(5,280円税込み)
コルキットスピカ(2,850円税別)
口径40mm、焦点距離420mm。アイピースは12mm1つで35倍。2009年の「世界天文年」の公式小型望遠鏡として採用されたそうです。小学校高学年であれば1時間以内で組み立てることができるくらいのものだそうです。工作を楽しみながら、自分のオリジナルの望遠鏡をつくります。天文現象の前の週などに、親子で工作するというプログラムを組んでいるところもあるようです。みんなで作るのによく使われるイメージがあります。天頂ミラーが対応しています。(別売650円)
星の手帖社の組立望遠鏡(1,925円、3,135円)
15倍(1,925円)と35倍(3,135円)の2パターンあります。両方とも口径40mm。10分で完成できる簡単なものです。(価格はyahooショッピングより)
国際光器の自作望遠鏡キット(2,831円税込)
口径50mm、倍率は8倍、焦点距離210mm、接眼レンズ25mm(ケルナー)同じく値段で16倍のものも、焦点距離410mmであります。お子様の教材用途から、お父さんの主鏡筒のサブスコープにどうぞとあります。
天体望遠鏡ウルトラムーン(2,750円税込)
口径52mm。15倍と25倍の2つのアイピースが付属しています。学研が出している天体望遠鏡で、簡単な組立で使えて、2,750円(税込み)とかなり安いのに口径が大きいです。
アイピースのピントはヘリコイド(ネジ)式です。専用の2つのアイピースしか使えません。
三脚がありません
【注意】工作望遠鏡はどれも三脚は別売ですので、カメラ三脚を準備しましょう。(ホームセンターで売っている安価なもので十分です。リサイクルショップにもあることがあります。)カメラ用の三脚などに取り付けることができるので、すでに三脚をお持ちの方はそれを利用しましょう。それからねんどを台に使うという方法もあり、例えばベランダの手すりにねんどをつけて、その上に望遠鏡を載せて安定させるという方法もあります。100均にもねんどを売ってたりするので、三脚を買うまでもないなという方はねんども考えてみてください。(コルキットスピカは別売でアルミ三脚を買うことができます1,350円税別)
ほかにも小型の工作望遠鏡(組立望遠鏡)はいろいろありますが、代表的なのはこのあたりかなと思います。月や金星、木星、土星などの惑星。アルビレオなどの二重星をぜひご自宅で見てみませんか?
※望遠鏡で太陽を見ることは絶対にやめましょう。失明するおそれがあります。