ヤブ医者の葛根湯にならないために〜前編〜風邪の時に漢方薬を使うメリットとは?【漢方的セルフケア】
僕たちのもっとも身近な病気って何でしょうか?
様々な病気の名前が出てくると思いますが、おそらく多くの方が
『風邪』
と答えるでしょう。
長い人生で一度も風邪をひくことがない方はほぼ0ではないかと思います。
そんな身近な風邪ですが、新型コロナウイルスの影響によりあらためてその予防や対策がクローズアップされるようになってきました。
昔から風邪は
『ひきはじめの初期治療』
がとっても大切と言われています。
『ゾクッとしたら・・・』なんて風邪薬のCMがあるぐらいですよね。
今回はそんな風邪対策で多くの方が活用する漢方薬『葛根湯』
この日本一有名な漢方薬の正しい活用法を通じて風邪の時の漢方薬の使い方など含めて僕なりの目線で2回に分けてお伝えしたいと思います。
ヤブ医者の葛根湯にならないために〜前編〜風邪の時に漢方薬を使うメリットとは?【漢方的セルフケア】
というテーマでお届け致します。
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【風邪対策で漢方薬を活用するメリットとは?】
もっとも身近な病気であり、現在もっとも気をつけたい病気でもある
『風邪』
そんな身近な病気の風邪ですがその対策として漢方薬を服用する方も多いと思います。
一般の方が風邪の時に
漢方薬を服用するメリット
として考えるのは次の物が多いのではないでしょうか?
・眠気が少ない
・副作用が少なそう、カラダに優しそう
・妊娠授乳中でも服用できそう
この3つがトップ3だと思います。
眠気が少ないのは事実で、市販の総合感冒薬と違い、眠気が出てしまう抗ヒスタミン剤が入っておらず添付文章(市販薬についてる服用の仕方、注意点などが書いてある物)にも『運転や機械の操作は避けてください』というような文言はありません。
『副作用が少なそう』
というのはイメージ先行の部分があり、いつも困ることのひとつなのですが
『漢方薬はお茶のような物で薬じゃないから大丈夫ですよね?』
『漢方薬は副作用ってないんですよね』
ということをよく言われますがそんなことはありません。
漢方薬の添付文章にも副作用はいろいろと書いてあります。体調や併用する薬や持病の有無によっては注意が必要なので注意して服用してほしいと思います。
妊娠中、授乳中の方に関しては処方薬や西洋薬の成分の総合感冒薬に比べると負担が少ないとは思いますが、できるだけ避けたほうが良いもの、比較的安心して服用できるものと種類も色々なので
『漢方薬だから大丈夫』
と自己判断で服用したりせず、きちんと専門家に相談して服用をするようにしましょう。
【実は風邪対策で漢方を活用する最大のメリットは】
副作用が少ない、眠気が少ないだけが漢方のメリットでは実はありません。
風邪の時に漢方薬を使う最大のメリットは
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