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孤食〜ぼっち飯だって養生になる〜③〜

3回シリーズでお届けした『ぼっち飯だった養生になる』シリーズ。

ぼっち飯三部作と思いがけず長くなってしまいましたが

初回は『6つのこ食』と言われる食育で問題と考えられている事についてお届けしました。

2回目はぼっち飯、孤食と上手に付き合う方法についてお伝えをしました。

そして最終回の今回はぼっち飯を心とカラダのプラスにするための簡単なアイデア、ぼっち飯を養生にするための簡単な方法についてお届けします。

☆メニュー選びは食材+『味』+『色』で

孤食になりやすい単身世帯の方は毎日の食事選びが一番の難問だと思います。

今日はお肉、明日は魚、と言ったように食材でメニューを考える方も多いと思いますが、それと同時に『味付け』でメニュー選びもしていきましょう。

ぼっち飯、孤食は気がつくと自分の好きな味、甘い味、塩辛い味ばかりになりがちです。

酸っぱい酸味、や苦味のあるものも意識してメニューに取り入れるようにしましょう。酢の物や苦味のある薬味や野菜なども選びましょう。

漢方的食養生では5つの味が五臓のバランスを取ると考えます。

「酸味」「苦味」「甘味」「辛味」「鹹味(塩辛い味)」

メニュー選びの際、この5つが出来るだけ揃うようなメニューにすると自然とバランスが取れてきます。

またメニュー選びの際はぜひ食材の色にも注意してみましょう。

気がついたら唐揚げ、チャーハン、麺類、肉など

『茶色のものばかり』

なんてことが男性には多く見られます。

先程の5つの味が五臓を養うのと同様に漢方では

『5つの色』

の食材がバランスを整えると考えます。

赤いもの、緑のもの、白いもの、黒いもの、黄色いもの、5つの色の食材も五臓を養うと言われておりますので、メニュー選びの際は『味』『色』をちょっと意識だけでも味同様、バランスが取れてくると思います。

【ゆっくり食べて孤食を楽しむ】

ストレスフルな現代社会、食事ぐらい一人でゆっくり取りたい、という方もかなり多いと思います。

一昔前までは一人で食事を取る「孤食」のイメージは決してよくなかったと思いますが、最近はドラマも非常に人気がある

『孤独のグルメ』

のように一人での食事を積極的に楽しむ、という文化もできてきました。

結果として食事を美味しく、楽しく、健康的に食べらたら良いので

『一人の食事=可愛そう』

『一人の食事=不健康』

そういう固定観念に縛られるのもやめましょう。

孤食も決して悪いことばかりではありません。

一人でゆっくりと食事を楽しむことが好きな方もたくさんいます。

人のペースに巻き込まれないで、ゆっくりと食事を楽しむことができるのは孤食の最大の利点です。

一番カラダに悪い食事は

『嫌いな人と一緒に食事をすること』

などと言われるぐらいですから嫌いな人と健康的な食事を食べるぐらいなら孤食の方がよっぽど健康的だと思います。

僕も最近はすっかりコロナで減りましたが、出張などで知らない土地に行って一人でゆっくり本など読みながら食べる食事は楽しみの一つです。

また、自宅でもちょっとした自分へのご褒美で好きなお酒を飲みながら、好きな動画を見たり、プロレスなど見たり、本を読みながらゆっくり取る食事は至福の時間でもあります。

社会は変化しています。

サザエさん的一家団欒の食卓も素晴らしいのですが、現代人のライフスタイルを考えるとあの時間に家族揃って『いただきます』の状態

『家族の食事はそうでなうてはいけない!』

ということに固執してしまうと多くのストレスを生んでしまうと思います。

一人の食事がダメ、大勢が良い、など『良い悪い』で区別するのではなく、両方の環境を上手に使えば良いのです。

中庸ですね。

今回は一人の食事を楽しむ『孤食』を楽しむ方法についてお届け致しました。

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