風邪は先制攻撃が大事!葛根湯を上手に家庭で活用するには?【漢方的セルフケア】
前回よりもっとも身近な漢方薬・葛根湯についてお届けしております。
前回は葛根湯という身近な漢方薬がどのような働きで風邪の治療に役立つのか?
そんなお話をしつつ、漢方薬を風邪に使うメリットなどについてもお伝えしまいた。
また、多くの方が『漢方薬は長く飲まないと効果がでない』と思っていらっしゃるということで、そうでない理由についてなどもお伝えしまいた。
今回はそんな身近な漢方薬・葛根湯を服用する際の注意点について、古典落語の『葛根湯医者』の噺を引き合いに出しながらお伝えしたいと思います。
風邪は先制攻撃が大事!葛根湯を上手に家庭で活用するには?【漢方的セルフケア】
というテーマでお届け致します。
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【葛根湯の服用を気をつけたい人】
前回よりお伝えしているカラダから寒気を追い出してくれる葛根湯ですが、服用に注意が必要な方もいます。今回は身近な漢方だからこそ気をつけていただきたいポイントをお伝えしたいと思います。
葛根湯は自分の体力を使ってカラダを温めて寒気を体外に追い出す漢方薬です。
葛根湯を温めて服用して布団をかぶると体力がある方ならしばらくすると汗が出てきて、カラダはぐったりしますが、節々の痛みや寒気がなくなっています。
このようにある意味自分の体力を使って風邪を倒す漢方薬なので、服用には体力が必要です。
市販の葛根湯の箱を見ると『体力中等度以上の・・・』ということが書かれていて『っん??』と思った方もいらっしゃると思います。
この『体力が中等度以上のものの』と書いてある理由は色々ありますが
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