たがか肩こりって思っていない?肩こりは心とカラダの疲れのサイン〜前編〜【漢方的ヘルスケア】
僕は漢方相談の際、主訴(メインでお悩みの症状)以外でどんなカラダの弱りがあるかをいつも確認させてもらっています。
例えば、主訴が生理痛で来店された方でしたら、まずは生理痛の状態、どんな種類の痛みがどんな風に起こっているのか?
月経何日目からどのぐらい痛いのか?
月経前の体調はどうなのか?
月経後の体調はどうなのか?
と言った月経にまつわる様々なことを色々と確認します。
そしてそれと同時に、生理痛が起きてしまっが原因を確認するためにお体の調子全体
周辺症状と言われるような主訴以外のちょっとしたカラダの不調もお聴きいたします。
そうすると『生理痛が何故起きたかのか?』
という原因がわかりやすくなります。
そうすると例えば
生理痛の原因が血液不足の血虚血瘀
ストレス過多の肝鬱気滞
などだったとするとそれを改善する漢方薬だけでなく
『なぜ生理痛になったのか?』
という原因にも近づくことができるので原因から治したいという方の漢方相談の際には非常に大切にしているポイントです。
何事もそうなのですが、原因がわかると治していくためのストーリーを作ることができます。
そのストーリーがはっきりしていればしているほど、何かしらの体調不良でお悩みの方は自分が治っていくための道筋が見えることで精神的に安心し、漢方薬などを続けるモチベーション、不調をちゃんと治しきるモチベーションの維持にも繋がります。
前フリが長くなりましたが、そんな主訴以外の症状をお聞きするとかなりの確率でチェックが付く項目が
『肩こり』
です。
今回はある意味、もっとも身近で、もっとも完治もしにくい不調であり
病院での治療も決定的な治療薬があるわけではないので苦しんでいる不調
多くの方がある程度の肩こりは
『あるのが当たり前』
になっていると行っても過言ではないカラダの不調
『肩こり』について
たがか肩こりって思っていない?肩こりは心とカラダの疲れのサイン【漢方的ヘルスケア】
というテーマでお届け致します。
【改めて肩こりの原因を考えてみよう】
今回は日本でアンケートをしたらカラダに感じる不調の上位に必ずランクインする症状
『肩こり』
についてお届けいたします。
それぐらい多くの方がお悩みの肩こり。
その症状は肩だけでなく、首や肩甲骨のあたりの背中まで広範囲に渡ります。
主に症状がでる首や肩は、約6〜7kgある頭と約3〜4kgある腕を常に支え続けています。
その大切な肩が凝ってしまっているということは肩こりという症状だけでなく、それ以外の様々な不調の原因にもつながると考えます。
さて、そんな多くの方が抱える不調、肩こりですが、その原因は何でしょうか?
なぜ僕らの肩はこるのでしょうか?
もったいぶらずに結論からお伝えすると
それはズバリ
『筋肉の緊張』
です。
肩こりを改善していくために最も大切なことは肩周辺の筋肉の緊張を取ることですが
ポイントは
『なぜ肩周辺の筋肉が緊張しているのか?』
をしっかりと考えて原因に合わせて対応することが必要です。
【肩こりが起こる仕組み】
肩周辺の筋肉の緊張が原因の肩こりです、もうちょっと詳しく肩がこる仕組みを見ていきましょう。
肩こりが起こる仕組みを流れで見ていくと
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