僕らはストレスを探している?成長につながる『満足できないストレスとは?』【漢方的メンタルヘルス】
前回より僕らが日々避けたいと思っているストレスについてお届けしております。
今回のテーマ『ストレスを探している』とありますが、もちろんすべての種類のストレスを僕らが探しているわけではありません。
様々なストレスを感じるような環境で辛い思いをされている方からしたらこんなノーテンキなテーマを見たらご立腹されるかもしれませんが決して世の中にあるすべてのストレスに対して当てはまるわけではありません。
それは今回の内容をご覧いただければわかると思います。
最初にお伝えしておきたいのは種類によっては僕らにとって、ストレスという物もプラスになることがある、そういう考え方も大切だよ、ということをお伝えしたいと思いから今回のnoteを書かせていただきました。
そこをご理解いただきお楽しみいただけたらと思います。
今回は
僕らはストレスを探している?成長につながる『満足できないストレスとは?』【漢方的メンタルヘルス】
というテーマでお届けいたします。
【人間はストレスによって成長してきた】
前回よりストレスについてお伝えしておりますが、まず、僕らはストレスに囲まれて生きている、ということ。
そして何をもってストレスと感じるかは人それぞれということもお伝えさせていただきました。
僕がストレスに感じることが世の中の人全てにとってストレスかと言うと決してそうではありません。
他人から見たら『そんなことで悩んで・・・』なんてことも悩んでいる本人からしたら切実な問題です。
また、僕らの前には一つのストレスが無くなると、また次のストレスを自ら探すかのように新たなストレスが現れます。
これは『マズローの五段階欲求』のように、何かが満たされるとまた次の欲求が湧き出てきて、それが達成されるまでストレスに感じる、ということがあるため
ある意味僕ら人類にとってはストレスを感じるということは宿命的な事と言えるのかもしれません。
今回のテーマである『成長につながるストレス』とはどんな種類のストレスかというと
『満足できなストレス』
と言われるタイプのストレスのことです。
今、僕らが生活しているのは超成熟社会と言えるような世の中です。
僕ら動物が受けるもっとも原始的かつ、根本的な2大ストレスは『飢え』と『寒さ』だと言われています。
人間は空腹というストレスをクリアするために狩りをして、農耕を始め、家畜を飼い
『食べ物がない』
というストレスを解消しようと頑張ってきました。
結果的にまだ食料事情が大変な国や地域はたくさんありますが、原始の社会に比べると当然ですが安定はしていると思います。
また、寒さは食べることと同じく命に関わるストレスです。その寒さをクリアするために、火を起こし、衣服をつくり、洞穴に住んだり、家を立てたりして寒さを防ぐことで僕ら人類はどんどん進化してきました。
このように僕ら人類は最低限の飢えと寒さはある程度凌ぐことができました。
しかしそれで止まらないのが人類です。
洞窟で寒さをしのげるようになると
『もっと広くて暖かい場所に住みたい!』と感じたり
ある程度食べ物を確保できるようになると
『もっと美味しい物がたくさん食べたい!』
と感じるようになり、それが満たされないことで『ストレス』を感じます。
これがいわゆる
『満足できないストレス』
というものです。
そしてこの『満足できないストレス』は僕ら人類をここまで大きく進化させてくれた要因でもあるのです。
【もし満足でないストレスならそれは成長へのチャンス!】
みなさんも今、いろいろなストレスを感じていると思います。
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