マンガで考察シリーズ⑮スラムダンク
先日、スラムダンクの映画を観に行ってきました!
久しぶりに観ましたがやっぱり名作でだなぁと感じます。
スラムダンクといえば、「諦めたら、そこで試合終了だよ」の名言が有名ですが他にも良い言葉があります。
私が個人的に気になった言葉が、「うまくいっている時には感じないが、ピンチになったら2~3倍にも感じられるのが疲労だ」と綾南の田岡監督が放った言葉です。
人間は仕事でもプライベートでも集中しているときには時間を忘れ、疲労すら感じなくなっています。
疲労を忘れるというのは集中力が高まっているときに起きる現象です。
一般的に、大人の集中力の持続時間は約50分と言われますが、本当に集中力が高い波は15分と言われます。
だからバスケの試合中にずっと集中しているのは無理ですが、三井の3Pシュートのように集中力を要する動作は瞬間的に集中力を高めていると考えられます。
それでも一流のアスリートならバスケの試合中はある程度の高い集中力を維持できるという事になります。
また集中力と体力には比例関係があると言われるので、綾南泉で三井の疲労が一段と大きかったのは体力にも問題があると思われます。
ですが映画の山王戦では体力が無くなった状態からでも3Pシュートを決めて、チームを見事に勝利に導きました。
集中力が切れて2~3倍の疲労を感じている状態では、本来ならあり得ないことが起こっていたのです。
人間の神経は何度も刺激していると敏感になり、繰り返し刺激していると一時的に強く反応するようになります。
限界を超えて疲労を2~3倍に感じていても3Pシュートを決め続けた三井は驚くほどの反復練習を行っていたと考えられます。
これほどの反復練習を行うには好きなことでないといけません。
好きなことだからこそ目標を達成する挑戦心や意欲が湧き、練習を行った分だけ自信も生まれてくるのです。
逆に好きでない仕事などを続けていると疲労を感じやすく、記憶力や集中力も低下します。
最近では、集中力を高めるメンタルトレーニングが流行っていますが、一流のアスリートでも難しいのが現状です。
だから疲労を忘れるほどに集中力を高めようと思えば、自分が好きだと思えることを仕事にするのが一番だという事です。
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