✅20代男性【資格勉強と多趣味 どう両立】を選択理論でコーチング人生案内#147
🙄 今回は「時間の使い方のかっとうで困っている、タイムマネジメント」の事例です……🙂
【相談者の答えを引き出す質問、コーチングの展開を考えてみました】
1,相談者の「困りごと」をまとめてみると
・キャリア形成と趣味を両立するための時間の使い方に悩んで、困っている。
・将来やりたいことと、休日にやりたいことが多すぎて、どうしたらいいのかわからなくなっていて、とても時間が足りず、困っている。
2,相談者の「困りごと」を「願いごと」に転換してみると
・どうしたら、キャリア形成と趣味を上手に両立させられるのかについて、アドバイスがほしい。
3,【相談者の困りごとのパターン】を考えてみると
願いごとが叶わない、願いごとが不明確
状況に振り回されている
「多趣味な自分」に自分が振り回されている
(注:この場合の「自分」は、自分の気分や感情、喪失感、記憶、思い込み、もう一人のダメな自分、完璧主義の自分など指す)かっとう(将来のための時間と今を楽しむための時間の配分)に悩んでいる
4,以上をふまえて、次のような質問や展開を考えました
・将来の夢に向って準備をしながら、「今」という時間をできるだけ充実させたいと、エネルギッシュにがんばられていて、頼もしいですね。
・「あれもこれもしたい」けれど、時間は有限なので、「あれかこれかしかできない」。要するに、「したいこと、できること、すべきこと」の3つが揃うものを絞って、それについて、時間配分をどうするかという、タイムマネジメントに悩んでおられる、ということのようですね。
・方法のアドバイスが多くなるかもしれませんが、1つは、「重要性と緊急性」の2軸で4つの象限をつくり、そこに、ご自分の頭の中にあるものを書き出していってはいかがですか?
・2つめとしては、それぞれのしたいことについて、「やるべき程度」「したい程度」「しやすさ(できる程度)」をそれぞれ10点満点で、点数を付け、それぞれの点数が高いものと、総合点数が高いものなどを選んでみてはいかがでしょうか? そして、優先順位を付けてみる。
・特に、「アフリカで設計事務所を開きたい」「1級建築士の資格を取りたい」ということについて、本気度は、10点満点でどれくらいなのですか?
それを踏まえて、あなたにとって、今、最も大事なことは何なのでしょうか? 今しておかないと、元も子もなくなるのはどれですか?
・資格勉強、英語や経営、起業については、すべて将来の仕事のための準備にあたるのでしょうが、これらも、優先順位と、重要性、緊急性を数値化して考えてみましょう。
・映画やドラマ鑑賞、絵、読書は、「息抜き、リフレッシュ」のためにも大事だと思いますが、「将来のための投資」と「現在の休息、息抜き」というように考えたとき、割り当てる時間のバランスは、どういう配分が一番望ましいですか?
・資格勉強、英語や経営、起業と、映画やドラマ鑑賞、絵、読書という8つの項目を、それぞれバラバラに考えるのではなく、「1つのことができるだけ多くのことに重なるようにする」、一石二鳥、一石三鳥、四鳥、を目ざしましょう。
例えば、映画やドラマ、絵、読書を、建築関連、アフリカ関連、英語関連、企業経営関連のものにする。「英語のアフリカの映画やドラマで、建築、企業経営などの勉強もできそうなもの」があれば、1つの映画が、いくつものやりたいことと重なってくるでしょう。また、その映画が、将来の夢の実現に向けての「動機づけ」として、役に立つでしょう。
・「パレートの法則」というのがあります。「全体の20%のことが、80%の重要性を占め、残りの80%のことは、それらを足しても、重要性は20%しかない」というような考え方ですが、あなたにとって、今したいことの全体のうち、「重要な20%」はどれとどれが、それにあたるでしょうか?
それらの20%のことをされれば、あなたの満足度は80%達成されることになりますので、それらに重点を置き、ほかのことは、極端に言えば、やめるか、延期するということではどうですか。
・それから、ご自分の「1日24時間の時間の使い方」について、1週間のデータをとり、ムリ、ムダ、ムラなどの点から、分析検討して、自分しだいで使える「時間資源」がどれくらいあるか、検討してみましょう。
・以上のような点に、留意されて、タイムマネジメントを実践してみてください。
・タイムマネジメントの本を3冊程度、ユーチューブ動画3本、を見てみましょう。
・そして、ぜひ、趣味の1つに「タイムマネジメント」を入れてみられたらいかがですか。それによって、自分の人生で、「どれくらいの時間を得するか」(かなり膨大な時間になると思いますが)を考えてみられて、そのような技法が、3日程度で習得できるとしたら、やってみる価値は大きくないですか?
・それから、資格勉強、英語や経営、起業の勉強も、「人生の趣味にする」という考え方もできると思います。
・以上のようなアドバイスをさせていただきましたが、やってみようという本気度は、何%くらいありますか? その数値で、今の状況を変えられる自信はどのくらいありますか?
・タイムマネジメントの努力をすることで、失うものは何かありますか? 得られることはどれくらいあるでしょうか?
・ぜひ、将来に向けて、夢の実現に向けて、これからもがんばってください。応援してます。
【参考:回答者(増田明美さん)の言葉です】
【以下、選択理論コーチングについての補足】
1,今回の相談者が満たせると、幸せ感が増えそうな基本的欲求
力・自己価値の欲求(自分が価値ある存在でありたい、認められたい、自分を認めたい)
自由の欲求(自由でありたい、自由にしたい)
楽しみの欲求(楽しみたい、学びたい、追求したい)
2,選択理論コーチングの三角モデル
3,今回の事例で使った「選択理論心理学の考え方」
<選択理論の第1原理>
・自分の考え方や見方、行動は、自分が自由に選択できるし、変えられる、と考えましょう。
・自分には、未来に向って自分が幸せになるために行動する責任がある、と考えましょう。
・自分は自分なりに、相手は相手なりに、それぞれが「精一杯の行動」をしていると考えましょう。
・同じするなら、いやいやでなく進んでする方が自分のコントロール感も高く自由度も広がると考えましょう。
<自分の「現在のステージの知覚と願望」>
・自分は今、人生やキャリアのどのようなステージにいて(入って)、未来(次のステージ)に向って何を望んでいるかを具体的に考えてみましょう。
<自分の「自分」との関係>
・「もう一人の自分」も、「自分なりに精一杯がんばっているんだ」と考えましょう。そして、「もう一人の自分」の心の声を聴き、応援者として励まし、勇気づけてあげましょう。
<自分の欲求充足>
・自分が満たせていない、自分にとって大切なニーズや価値観、欲求が何か、を考えましょう。
<現在とっている行動とこれからの行動プラン>
・自分が願っていることのために、今どんな行動をしているか、それをしていて実現できそうか、どんな新しい行動ができるかを考えてみましょう。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?