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あゝ素晴らしきことばたち。(本)
音楽、映画、人との出会い。
人生の節目や、転換するきっかけとなるものは、様々あると思いますが。
私の場合はそれが、本でした。
今回は、自分の人生に大きな影響を与えた、大好きな作家さんの本5冊を紹介します。
誰かのなにかに繋がったらいいなあ、と思います。
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「また、必ず会おう」と誰もが言った。
/ 喜多川康
中学2年生の時、この本で泣きました。
初めて「こんな本が書ける人になりたい」と思った本でもあります。
将来への不安、余計なプライドと自信のなさ、コンプレックスを背負い、武装して生きていた私に。
物語を主人公と歩んでいくなかで、そっと心の温かい部分にふれて、やさしく導いてくれるような。
人の温もりに包まれて自分の人生にもう一度、希望の光をとり戻せるような、印象深い本でした。
高1の時。長野市で、喜多川さんの講演会があると知り、南信からバスに乗って行きました。
好きな思い出です。
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ユダヤ人大富豪の教え / 本田健
・幸せに自分らしく生きる為
・幸せにお金と付きあっていく為
の大事なエッセンスが、
物語の中に上手に織り込まれています。
当時、大学生の姉から薦められてよんだ本。
どんどん読み進められるし、
胸もじんわり温かくなっちゃう。
大ヒットロングセラーというのも納得の、なんとも一石二鳥の感と、愛に溢れた本です。
高校3年生の春くらい。
東京で講演会が開かれると知って、東京へと向かい都内住みの姉に泊めてもらって参加しました。
写真は、大学生になってから。happy moneyをテーマに開かれた対談の時です。
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本日は、お日柄もよく / 原田マハ
おすすめの作家さんは? と、聞かれたら。
真っ先に、名前をあげるのがこの方です。
————原田マハさん。
まず読んでみるなら、この本がおすすめです。ささ
専門的、かつ読みやすい。
そして心温まり、胸もスカッとする。
そんな原田マハさんの作品の中で、一番初めに読んですぐ虜になってしまった本です。
物語の世界にぐいぐい引き込まれてしまう。
まちがいなしに素敵な作品です。
おととしの秋頃。
銀座SIXの蔦屋書店で、原田マハさんがトークショーに参加すると聞きつけて。
初めて対面し、お話を聞きました。とても聡明でエネルギッシュな方。かっこ良かったなあ。
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生きるぼくら / 原田マハ
生きること。働くこと。食べること。
その全てに自然と目が向くようになる。毎日の生きることに、力がみなぎってくる。
いつの間にか、背中を押してもらうような作品です。
読み返しても、面白い。胸が熱くなる。
生きるエネルギーや前に進む気持ちがなくなってしまったり、行き詰まってしまった時。
奥底にあるパワーの源を思い出し、温もりにふれて、前に進むきっかけをくれる本でもあります。
昨年の冬。家族で物語となった長野県の蓼科にある「御射鹿池」に行って参りました。
東山魁夷の絵『緑響く』の題材にもなったこの池。見ての通り、綺麗さがすごいっす。
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「好きなこと」だけして生きていく。
/ 心屋仁之助
高校生の時、この本に出会って人生が変わってしまったと言っても、過言ではありません。
生きづらさの原因、人間関係の悩み、お母さんとの関係、いい子でいようとする自分と腹の黒い自分。
あまりにヒットし、世界の見え方が一気にガラッと変わってしまいました。恐ろしい本です。。
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竜馬がゆく / 司馬遼太郎
どでかい気持ちになれます。
坂本竜馬といえば、
日本史に残る偉大な人物だけれど。
幼い頃は、城下では有名な
鼻たれの泣き虫だったといいます——。
「にっぽん」という概念すらなかった時代に。
ひとり、大きな視野をもって世界を眺め、
無邪気にそして思慮深く、肝を据えて生きたひと。
もう、読むだけでも惚れちゃいます。
全8巻ありますが、歴史の細かい箇所は飛ばしても全然面白いし、なんなら1巻だけでもよきです。
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うっかり6冊紹介してしまいました。
どれも素敵なものばかりです。
困った時、悩んで先が見えなくなった時、救いの光となってくれたのは、いつも本でした。
本屋さんで、心ひかれた本をパラパラするだけでも、欲しい言葉が見つかったりします。
もし、気になる本があったら
ぜひ読んでみてください。
あゝやっぱり本は素晴らしい。
おわり。
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