「習慣化できない人の特徴」を分析してみた
「どうして自分は新しい習慣を続けられないのだろう…」
「なんでいつも三日坊主で終わってしまうんだろう…」
「自分はメンタルが弱いのかな…」
あなたはこのように悩んだことはありませんか?
私たちの生活において、健康的な習慣や新しいスキルを身につけることは重要です。
でも、そうした新しい習慣を身に着けようとすることは簡単ではありません。
そこで「習慣化出来ない人の特徴」について、分析してみました。
習慣化出来ない人の特徴は、ズバリ…
最初に結論をお伝えします。
「習慣化出来ない人の特徴」を考えてみると「ズバリ、これ!」というたった一つの特徴は、実はありません。
と思われるかもしれませんが、そういうものなんです。
言い換えると「人の心は多面的な側面から成り立っている」ということです。
一つのことだけをどうにかしようとしても、意味がないのです。
これに関しては以下の記事も参考にしてみて下さい。
ただ、習慣化出来ない人の特徴をいくつかの側面でまとめることはできました。
それが以下の4つです。
脳の機能の側面
心理的・感情的な側面
環境的・社会的な側面
生理的・健康的な側面
です。
これらの側面のなかで、とくに自分にとって弱いところを補っていくことで、習慣化を効果的に進めていくことができます。
では以下に詳しくお伝えしますね。
1)脳の機能に関連する側面
人の脳は、即時的な報酬を好む傾向があります。
つまり、なにかしたあとにすぐに快感や満足感が得られることを好みます。
だから「3ヶ月後にはダイエットが成功して『やせたね!』とまわりから言われる」ことの快感よりも、「いま、間食をする」ことで得られる快感のほうが強くなってしまうのです。
これはもう、生存本能ともいうべき脳の機能であり、仕方がないことなんです。
さらには「現状維持バイアス」という働きもあります。
慣れ親しんだ行動を変えるのはリスクが増えるので、脳にとって負荷が高い行動なんです。
なので、新しい習慣を身に着けようと思っても、元の習慣に戻ってしまう…ということが起きてしまうのです。
2)心理的・感情的要因
人の性格を5つの因子で分類する「ビッグファイブ理論」という心理学の考え方があります。
この考え方に基づいて習慣化が出来ない人の特徴を分析すると、次のことが考えられます。
「神経症傾向」が高いとストレスに弱く衝動的になりがち
「開放性」が低いと新しい習慣を取り入れることに抵抗が生まれやすい
「誠実性」が低いと計画的に物事を行うことが苦手
こういった性格傾向からも、習慣化が難しい理由を推測することが出来ます。
3)環境的・社会的要因
人は思った以上に、まわりからの影響を受けているものです。
カレーの匂いがすればカレーが食べたくなりますし、遊んでいる子供をみるとなんとなく幸せな気持ちになったりもします。
つまり、習慣化に関してもまわりの環境の影響は大きいのです。
「今度こそダイエットするぞ!」と強く決意しても、目の前におやつがおいてあれば、食べたくなります。
「タバコを辞めるぞ!」と強く決意しても、親しい友人がみんなタバコを吸っていたら、吸いたくなります。
そんな誘惑が多い環境や、反対にあなたの習慣化をサポートしてくれる人が身近にいないことも、習慣化を難しくしてしまうでしょう。
4)生理的・健康的要因
実は心身のコンディションも習慣化に影響しています。
疲れやだるさ、痛みなど、何かしら体の調子が良くない状態だと、物理的に、新しいことをする余裕はなく、行動に移せないでしょう。
同様に、怒りや不安が強い状態であったり、心のバランスが崩れているときも、なにか新しいことをしようという心の余裕が持てず、やっぱり行動には移せないものです。
さらに、多くの人が陥っている「睡眠不足」、これだけでもコンディションが乱れ、新しい習慣を継続することが難しくなります。
睡眠不足だとそもそも新しい何かを始めることも難しいかもしれませんね。
まとめ
習慣化が出来ない人の特徴を分析してみました。
脳の機能の側面
心理的・感情的な側面
環境的・社会的な側面
生理的・健康的な側面
たった一つの「これ!」という特徴はありませんが、4つの側面から習慣化が出来ない人の特徴をまとめてみました。
これらの側面を理解することで、自分自身の課題を整理してみましょう。
そうすることで、より効果的な対策を講じることができます。
習慣化の第一歩として、まずは自分にとってどの側面がとくに当てはまるのかを理解し、いまあなたにとって必要な対策を始めてみましょう。
前回はこんな記事でした
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