プライド
現在、二次創作同人誌と絵の仕事とデザインの仕事のトリプルワーク状態でして。
絵の仕事は年末に減る予定なんで、来年からはちょっとは楽になるかなぁって感じですが。
まぁめっちゃくちゃ働いてて。
それでも漫画を描く時、それが二次創作でも信念を持って描こうと常々思ってます。
LGBTq+のこととか。作品の根底に流れる人類愛の気持ちとかね。
別に175(売上のために二次創作で流行ジャンル流行CPを描く人たちの呼び方)が悪いと思ってないです。そういう方たちはすごく絵が上手いので。絵描きは画力偏差値で殴られれば黙る生き物。
ただ、自分は自分が発行した同人誌にしっかり作品性を持たせよう、プライドを持って発行しよう、自分の色を失わないようにしようと思ってます。キャラを借りる二次創作で何言ってんだって言われたらそれまでなんですけど、やっぱりそう思っています。商業だと逆に担当の言いなりなんで、これは同人じゃないと出来ないことなんですよね。
完全な自己満足です。
でももう私は、私の人生を他人から決められるのが嫌なんです。自分の色を決められて、人と合わせて生きていくのはもう嫌です。
たくさんの雛形に押し込められてきました。私は親の思う理想をずっと暴力で飲まされてきました。
偏差値70の進学校。
当然普通科。
美大なんで持っての他。
付き合うのは異性。
国立大。
免許や資格のある仕事。
年収が多い結婚相手。
当たり前のように親の老後の面倒を見る。
私の人生はそのせいでずっと酷い状態でした。最初から親の価値観に迎合出来ていたら、きっと私の人生はそこそこだったと思います。
精神的身体的虐待があったにしても、価値観が戦前の暴力男に家が支配されていようと、経済虐待を繰り返す父親にバカにされ続けようと、宗教がおかしい家だったとしても、それに従っていられる自分だったらきっと鬱にはならなかったんだろうな。
でもやっぱりダメだったんです。私は私の意思と思考力と個性を消す事が出来なかった。それを必死で抑えようとして酷い鬱になった。奴隷である事を享受出来なかった。
だから、もう2度とそれをしちゃダメなんだと思っています。心のままに生きられないならば、毒親を捨てた意味が無い。
自由に。好きな場所で。好きな人たちと。好きだと思ったものを。好きだと思うまま。
やいのやいの言われないように上手く立ち回りながら。
これは重要な事ですが、毒親が暴力とともに押し付けてきた価値観は、世間一般に照らし合わせれば一見すると正しく見えるという事。
常識という醜悪な集合体に、聞き分けのないガキだとして責められてきたからこそ、私はいつまでも毒親の支配から抜けられなかったので。
だから自分のありのままが社会に受け入れられる事なんて無いのだと、そこは割り切らなきゃいけないんです。
バイセクシャルがどの界隈からも嫌われること。ポリアモリー肯定派が嫌われること。フリーランスのクリエイターの社会的地位が低い事。クリエイターがバカなヤツがやる職業だと下に見られる事。自分の個性が一般的なものから、かなり離れている事。
それをちゃんと分かって配慮はしなきゃいけない。
それでも好きに生きたい。
出来なきゃ死にたい。
好きに生きる事を他人に邪魔されないために、他人に気を遣ったり配慮するんです。誰かのためじゃなく、自分のために。自分の個性を守るために。それは多数派への忖度ではなく、生きるための戦略です。
私はLGBTq+への差別等を社会に声高に訴える気はもうありません。申し訳ないけど自分のことだけで精一杯です。自分が好きに生きるために、私は私のプライドを掲げる事にします。
なんかそういう事思って漫画を描いています。二次創作だからこそ。
自分の「好き」を信じたい。自分が良いと思ったものを信じよう。
それを一緒に好きだと言ってくれる人が居るならそれはとてもラッキーな事なんだと、思おう。
今は幸運な事に、となりにありのままの私の事を信じてくれる人たちが居るから。逆風なんて気にする事ない。きっとまた立てる。そう信じて漫画を描きます。
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