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夜中に考えることではないのだが

最近パートを辞めようとした。

季節ごとに忙しさが変わる職場で、冬季は出勤日数も減るし、その分お給料も減るし、いっそ別のところのフルタイムのパートやアルバイトにしようかなと思っていたからだ。

でも今のパートの会社から少し引き留められた。
次が決まっていないならそんなに焦ることはない、別にこっちは困っていないから、決まったらやめるで良いし、と。

でも話はそれだけでない。パートから社員(のさらに一つ下の社員みたいな)になる気はないか、というお話だった。まだ確定はできないがそうできるように動いてみる、と。


迷った。辞めるつもりでいたが、やっぱりこのまま無職になるかもしれないくらいだったらやめない方がいいかと思った。

それに就職活動をする上でも、今の職場なら多少の日程調整を許してもらえるから。(オフシーズンだから)


あともう一つ辞めるのを決めきれなかったのは、そういう風にキャリアを積み重ねていくのが自分には合っていると感じてしまったから(最終的に正社員登用の道はあるらしい、でもやっぱり数年はかかる。だったらこの職場にこだわらずに普通にこの会社の大本に正社員で受けに行ったた方がいいのでは?とも思うが、今の特殊な職場で今の人間関係でっていうのが精神的には大きい)。

何度か記事にしているが、私は本当に過去を振り返るのが苦痛でしょうがない。自分でも気づいているがどうかしている。(やっぱり病院に行くべきかもしれない)。割り切って考えられない。それがまた辛い。身を削って、寿命を削って、それでも履歴書が出せなかったりする自分が許せない。


だとしたら、最初は手取りが少なくても、このままパートのわずかな給料で何も変わらずのうのうと過ごすよりはマシなのではと思ってしまうのだ。

自分が本当に何をやりたいのかわからないけど、今やっていることはとりあえずできる、それでお金がもらえるなら、そしてそのお金が増えるのなら、その方がいいのでは、そう思う。その間に自分のやりたいことも見つかるかもしれない。(でも正直給料上がったとしても家を出て独り暮らしをするにはキツイ。ここがなあ。)



今日、私と歳が近い社員さんに、この選択肢を選ばないとしたら、それはどうしてなんですか、と聞かれて言葉が出なかった。

いろんな感情が喉に詰まった。

理由はたくさんあった。
どこまで話して大丈夫かわからなかった。

でも私は、自分で決めたい。
誰かに恩を返そうとするとしんどくなるのはわかっている。
採用のために動いてもらっている段階だが正直既に苦しい。(はよ決めて伝えろ私)

それに私は責任感が足りない。
どうしても逃げ出さないといけないところまで追い込まれても、誰かのおかげで今があるとか考えたら、今度こそ誰にも行方を告げずに姿を消すかもしれない。

(でもそれなら、この会社じゃなくとも社会人としてやっていけないじゃないか。)


それに、やっぱり一つ気にかかることがある。
もう自分の選択肢で生きていけばいいと心に決められていればいいのに。

ここで過去の母の言動が頭をよぎる。

でももう関係ないよね。
私がどの会社に入ろうが。何をしようが。

そのはずなんだ。

それでも前の会社の内定が決まったときに真っ先に言われた言葉が、消えない。
きっと今も思っているのだと思う。

「あんたはそれでいいの?」
「大学の同級生たちが大企業入って、出世していく中で、悲しくならないの?不満はないの?」


それを聞いてしっかり泣いた。
ただでさえ卒業までに一つももらえなかった、というかそこまで動けなかった私が、ようやく一つ目の内定をもらって、よしこれから頑張っていこうと思った時に、まだそんな風に言うのか、返す言葉がなかった。


誰と比べているの。
誰の人生なの。
不満なのは誰。

私から元気な心を奪うのは誰。
生きる気力を奪うのは誰。
わずかばかりの私の未来の光を消し去るのは誰。


私大にあれだけお金をかけたんだもんね。
私が会社を辞めた後にも言ってくるくらいだもの。

そのお金で母さんが大学に行ってくれればよかったのに。


出来損ないで申し訳ない。
申しわけないから私にお金をかけないでくれ。
投資しないでくれ。
期待しないでくれ。
周りで大企業に入って出世していくような親孝行ないい子たちと比べないでくれ。
自慢できるような娘じゃなくて申し訳ない。



取り乱してしまいました。
社員さんに聞かれた瞬間、自分の中にはこれだけの考えが巡っていました。

そして言葉に詰まる。
何も言えなくて不自然な重い空気になった。

いやわからないよ、母さんはもう諦めきってくれているかもしれない。
だって前の会社辞めて1年以上経つんだもの。
それだったらその方がマシだってそう思うかもしれない。


でもそうじゃない。
そうじゃないんだ。
戦いになりそうなことはできるだけ避けたい。
そんなことを社員さんに話してもしょうがない。

自分で決めないと、早く決めないと。
また壊れてしまう。


エントリーシート10月末締切の企業の結果、どうかな。
パートもそっちもいろいろ不安すぎる。

めちゃくちゃ余計なもの食べてしっかり太っている。
雪が降る前に2キロ増えているのはちょっと想定外。
でももう太ったとかそういうのはどうでもいいのだ。
幸せに生きている未来はあるのか。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


(追記)
また母さんを悪者みたいに。
そういうことが言いたいわけではないのに。
感謝していることも、特に今はたくさんあるのに。

でもいい会社に入るためにいい大学に入れたの話は、、もういいや。
大学行かなければよかったのか。浪人すればよかったのか。
そのどれもが合わなかったらどうしたらいいんだ。あのとき私が時間をかけていろいろな選択肢を探す余裕は少なくとも母にはなかったな。

そもそもこの年になってまだ親のせい、他の誰かのせいにしているのが情けない。

でも動けない。行動を起こせない。自分を変えられない。
もう一回失敗するのが怖い。
助けて。
でも自分で選択するしかないから。
頼むから受かってて、ES出した企業。
自分の責任で生きていくきっかけになって。

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