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#3★病名を忘れてみて、自分を観察した。

stand.fmのラジオで話した内容のnote版です。

2025年1月1日からstand.fmでラジオを始めました。

『躁鬱寛解サウナ猫のナカナカタイヘン!ラジオ版』では、
躁鬱寛解したサウナ猫が、寛解するためにやってきたこと、今もやってること、考え方のお話をしていきます。

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今回のラジオはこちらで聴けます。

今日、なぜこのテーマ?

今日、本を買いました。
谷川俊太郎さんの「幸せについて」という本です。

この本の中にある1文を紹介します。

コトバには意味がつきまとうから、
不幸せになりやすい、
音楽には意味がないから、
幸せになりやすい。

谷川俊太郎著「幸せについて」

そして、さらにその隣のページに、

幸せなんてコトバほんとは要らない

谷川俊太郎著「幸せについて」

コトバって、呪いみたいなものだなと、躁鬱の闘病中によく思っていました。
コトバって、曖昧さがないんですよ。

(谷川俊太郎さんの「幸せについて」はこちらで購入できます。)
   ↓↓

「言霊」について。

「言霊」というものがあります。

言霊とは、言葉を発することで実現すると信じられた、言葉に宿る霊力のことである。
日本では古くから信じられており、今日でも「忌み言葉」などの形で根付いている。

実用日本語表現辞典

自分の口から発するコトバを一番聞いているのは自分自身で、そのコトバの影響力を最も受けるのもまた、自分自身です。

誰かと話してる時に「あ、今話聞いてへんかったわ…」みたいなことありませんか?
誰かが話してることに対して人が聞いてる分量ってその程度のものです。
でも、自分は自分が話してる内容をすべて聞いています。

だから、私は今となってはなるべく人前では愚痴を言わないようにしています。
特に、家ではなるべく言わないようにしています。
イライラしてる時こそ、好きなことについ話すようにしています。
我が家では、旦那猫もなるべくそうしているようにしてますね。
お互い働いていて、1日のうちに一緒にいる時間なんて本当に僅かなんですよ。
その貴重な時間を愚痴を伝えることに使いたくない。
それなら、新しいミュージシャン見つけたとか気になる映画があるとか、そう言う話をしたい。

自分の口から発するコトバって、それに付随する感情を呼び覚ますんですよね。
とっくにイライラがおさまっていたのに、何かのきっかけでそのイライラ話をしていたらだんだんイライラしてくるっていう経験ありませんか?
もう忘れていたのに。イライラしてなかったのに。
これこそが、言霊っていうやつだと思うんです。

診断名がついた瞬間、病気になる。

私はこれを、病名に対しても同じだ思っているんです。
病院に行って「躁鬱病です」って診断名がついたその瞬間、「躁鬱病になる」。
ということは、もしも病院に行っていなかったら、躁鬱病にならなかったかもしれないんですよね。

だから一旦その病名から、自分の中でだけ、離脱したんです。
何か病名をつけるのではなくて、自分の症状でだけで判断することにしました。

問題を知り、対処法を見つける。

躁鬱病って、気分のアップダウンが激しくて生活に支障をきたすんですけど、そもそも気分のアップダウンは誰にでもあるんですよ。
躁鬱病の人にだけ気分のアップダウンがあるというわけではないんです。
これ、意外と躁鬱病の人は忘れてたりするのではないでしょうか?

その気分のアップダウンで生活に支障が出てるから問題である。
ということは、アップダウンの時の対処法を作ればいいんです。

その対処法を作る為に、自分自身を知る、ということを私はやりました。
自分の体調がよくない時、自分を観察しました。

私がやっていた観察方法。

主治医が「ピンチは観察のチャンス。」といつも言ってました。
自分が今どうなっているか、観察します。
スキャンする、と言うと想像しやすいかもしれません。

用意するのは、ペンと紙。

そこに自分がどうなっているかを書きます。
大雑把にではなく、細かく書き留めていきます。
例として、痛みの場合、
どこが痛いか?腰、腰の背骨の左あたり。
どんな痛み?じわーっと、痛い。ズキズキとかではない。
どんな頻度で痛い?継続的に痛い。痛みが途切れない

この痛みがどう変化するかを観察します。
それを書き留めていきます。

痛くなった原因、思い当たる?朝起きた時にいつもより気分がマシだったから家事を頑張ったのだが、頑張りすぎてしまって疲れてしまい、元々弱い腰を痛めた。
どう対処する?気分がマシでいつもより動けそうでも、やりたいと思ったことの全体の3分の1しかやらないようにする。やってる時も20分おきに椅子に座ったり、寝転がったりする。

自分の評価はしない、自分の事実だけを見る。

この一連の方法は、自分自身の事実であり、評価ではないんです。

それに、これを続けていると、鬱状態って永遠ではないということに気づきます。
それを認識できるようになってからは、鬱やパニックのようなことが起きても、今がどん底のピーク。時間が解決する。大丈夫。待てば楽になる、って思うようになりました。

あいている穴を埋める作業を続けていくだけ。

これを続けていると、自分の全体像が見えてきます。
欠けてるところと穴が空いてるところとか、見えてきます。
そしてその欠けていたり穴があいているところにピッタリハマるものを見つける。
これが私がやっていた治療です。

この穴を埋めるものをさがすのさ。

マインドフルネスを学ぶおすすめの本。

ACTについての読みやす1冊。
比較的、しんどい状態でも読みやすい本です。
(こちらのリンクから購入していただけるとサウナ猫の助けになります。)

今回のラジオのnote版は以上です。
この記事は読んだけど、ラジオはまだ聴いてないという方はぜひ、ラジオ版も聴いてみてくださいね。
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ではまた!


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サウナ猫 / ココロのイラストレーター
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