
【サウナ旅】はじめてのThe Sauna
どうも、最近身体が元気になったサシミンクです。
2024年はメンタルをやられてしまったり、仕事に疲れたり、肺の病気をしたりと散々なスタートを切ってしまいました...
特に2月はサウナにもあまり行っておらず、相方のササウナ氏とも活動ができていませんでした。つまりドン底ってこと。
そして、私もこの春から新天地で挑戦することになり、引き継ぎなどでバタバタしていていたある日のこと、ササウナ氏から
『The Sauna行かん?』
『行くぅ...』
The Saunaといえば、日本国内で最高峰の薪サウナがいくつも存在している施設ですよ。夏なら野尻湖にも飛び込めるし、飯もうまいことに定評がありますしね。これまでも何度も行こうと思っていましたが、中々タイミングがあわず。今回、The Saunaで新しい門出を祝っていただけるのであれば、全てのスケジュールを吹き飛ばしてでも行ったりますよ!
それに、我々2人でのサウナ旅ってこれまで行ったことがなかったんですよね。遂にですわ。
そんな勢いで始めた、2人のサウナ旅をご覧ください。
1.長野までどう行くか問題
最初の壁として立ち塞がるのは、我々はペーパードライバーという問題です。相方も全国のサウナに行っていますが、車は使ってないし、私も社会人になってからは車乗らないし、、。長野駅までは気合いで行っても、野尻湖までどう行くんだ?ここでサウナ旅は終わりか?
と思って行き方を調べると電車とタクシーを使いこなせば何とかなることが判明しました。あぶねー。
とりあえずは東京駅集合。あさま609号に乗って長野に向かいます。長野行きって、平日でもかなり混んでますね。普通に空いてるかも思ったら、全然席埋まってました。海外の方も多かったし、予約しておいた方が良いですね。

しばらく揺られていれば長野駅に到着。久しぶりに長野来たなぁ。登山帰りとかで長野駅は使っていて、Suicaの乗り継ぎができなかったり、弁当買う場所分からなかったり、結構手こずった記憶が思い出されます。疲れてるからだけど。
お昼時なので体力回復がてら駅前の油やさんで蕎麦をすすりにいきます。

蕎麦は大盛りにして一気に啜れるのは、やはり贅沢の極みですな。個人的には薬味どっさり入れる派です。ご馳走様でした。
駅中で軽ーくおつまみとお酒を買ったら、北しなの線で黒姫駅に向かいます。

この時、割と余裕ぶってお昼食べたり買い物していましたが、電車の本数の少なさには気づいていませんでした。結構危なかったぜ。
あと、切符を買うのも忘れずに。交通系icカードは使えないのでね。券売機は鉄道の種類ごとに購入画面を切り替えする必要があるので、慣れてない最初は戸惑うかもしれません。


40分ほど電車に揺られていたらあっという間に黒姫駅に到着します。その後は駅前にいるタクシーを捕まえてLAMPと伝えるのみです。
私達の場合、タクシーに乗った瞬間『LAMP?』と聞かれましたが。そんなにサウナ行きそうな顔だったのか、、。や、行きそうな顔してるわ。
タクシーで20分くらい揺られていれば着きます。私達の後のタクシーもLAMPが目的地でした。やはりLAMP目当てのお客さんは多いみたいですな。
2.LAMPに到着
というわけで、目的地に到着です。

4月頭に行きましたけど、結構雪が残っていました。それに当日は雨だったのでそこそこ寒い。春モード来るには厳しい環境です。でも、その分サウナが楽しめますね。
とりあえず、LAMPの宿泊棟に向かいチェックインと施設の説明を聞きに行きます。一応水着も持って行きましたが、色々揃っているので何もなくても良かったかもです。着替えもサウナTシャツ買えば良いし。

中は木の温かみとセンスの良さを感じました。ここでコーヒー飲んで仕事してる人もいました。LAMPはワーケーションにも向いてそうな感じがします。相方はワーケーションで来てますしね。

ただ、仕事をしようにも誘惑が多いですけどね。
3.Earthboatで宿泊
今回は初めての訪問なので、王道コースでいくことにしてました。つまり...

Earthboatに泊まるってことです。サウナ付きのトレーラーハウスってことは知っていたのですが、なにぶんあまり情報を仕入れずにきたので当時はサウナ付きってことも忘れていました。そのため、Earthboatの前に着くと、、、

めっちゃ煙突見えてるー!本当にサウナ付きの部屋じゃん!!テンション上がってキタァァ。
一緒に行ったササウナ氏も、私のテンションの高さに安心感を感じてもらえていたみたいです。ほんと、心配かけていたんだなって。
部屋の中はこんな感じ↓


宿泊環境としてはかなり整ってますね。マットレスは分厚めなのでよく寝れますし、暖房も完備されているので本当に快適空間です。軽い軽食やおつまみも作れるくらいには充実しています。


キッチンの壁にはコーヒーを淹れる道具一式とコーヒー豆も完備。朝からハンドミルでゴリゴリして、淹れたてのコーヒーを飲めるのは強いです。これが部屋に完備されてるの神すぎる。

部屋のシャワーブースは、ちょっと使い方に注意です。思ったよりシャワーの水圧が強い(褒めてる)ので、結構水が飛び散るので、シャワーカーテンの様子は逐一見た方が良いです(一敗)
4.部屋の薪サウナに火を焚べる
さぁ、遂にサウナの話です。Earthboatに宿泊すると部屋に薪サウナがついています。これが、凄くテンション上がるんですよね。特に焚き火が好きな人とかは、サウナ関係なく嬉しくなるはずです。

薪を焚べるの、好きですよね?
都心部に引っ越すと手軽に焚き火をしたり火起こしできないのが欠点だなとつくづく思っていました(当たり前だけど)
でも、ここならストーブで火を起こせます!素晴らしい!!部屋付きのサウナの中の様子はこちら。

サウナストーブの使い方、火の起こし方はしっかりとマニュアルに書き起こされているので安心です。初心者でも薪サウナを扱えるのだ。



基本、サウナ内に揃ってる道具で100℃まで温度を上げることが可能になっています。もし2回、3回と入ったり長時間火を維持するのであれば、部屋の外に別途薪のストックがあるので、そこから持ってくれば大丈夫です。ちょっと分かりにくいかもですが、部屋の外周をぐるっと回れば見つかりますよ。

火を焚べてから1時間から1時間30分ほどで、100℃くらいまで室温が上がります。薪サウナなので、当たり前ですがカラッとした空気となります。サウナ内は2段ありますが、慣れない人は1段目が良いと思います。
そして、この薪サウナではロウリュもできます。注意いただきたいのは、丁寧に水をかけないと、高温の水飛沫が飛び散るということです。当たり前ですけど、バッチバチに飛びます。当たればアツッとなります。ほんとに。
普段から丁寧なロウリュを心がけている人なら安心ですが、そうでない人は気をつけましょうね。
でも、本当に気持ちの良いロウリュです。薪の弾ける音、森の音、ロウリュの音、サウナに関係のない音が何もない状態には中々出会えません。
薪の燃える匂い、木の匂いに包まれながら身体を温める、幸せな気持ちです。
火の力で身体に熱が入っていく感じ、燻されているというのが正しいのか分かりませんが、五感で楽しめることに違いはありません。
特に、自分で火を起こしてサウナをセッティングする苦労の一端が理解できるのは、サウナを作る人たちの気持ちが少しだけ分かると思います。本当はもっと大変なんですけども。
さて、サウナの後には水風呂です。時期によっては野尻湖に入れるらしいですが、私達が行った時期は野尻湖はまだまだ冬モードでしたので、部屋付きの水風呂にドボンです。

確認しましょう
4月前半とは思えないくらいには冬な感じでした。

そして、これが部屋に付いている水風呂です。木の水風呂!テンション上がるぜぇ。
桶で掛水したら、周りの目も気にする必要なくドボンといきます。これが本当に気持ち良いのですよね。自然と笑って声が出るくらいには。2人で笑ってましたもん、本当に。
水温は分かりませんでしたけど、冷やされていく感じはたまりません。
それで、最後に欲しいのは整い椅子ですよね。安心してください、インフィニティチェアありますよ。

サウナに入る前に組み立てておくことをおすすめします。すぐに座りたいからね。
これを、独り占めできるなんて素敵ですよ。
また、整い椅子を展開できるスペースには薪ストーブがあるのです。

これも、使って良いとのことで楽しみが増えてしまうんですな。


今回は長野駅で買ってきたおやきを焼きました。ソーセージ買ったりしてくれば良かったかなぁなんて話していましたけど、LAMPのご飯は量があるのでそんなに無くて良いかもです。お任せってことっすな。
5.The Saunaのユクシへ
ここからはサ道のスペシャルでも出てきたThe Saunaの話です。
今回は初見さんとしての訪問なので黄金ルート、約束された勝利を手にするためにど定番であるユクシ、The Saunaで1番最初に作られた薪サウナを予約しました。ユクシは貸切では無く、8人枠に予約した人が使えるシステムになっています。
まずは宿泊棟の一階で水着とポンチョを借ります。タオルは部屋に付いているのを持って行きました。
受付の奥に脱衣所と浴場があるので、そこで水着に着替えます。着替え終えたらその足でユクシに向かうわけです。
ユクシの外観はこんな感じ。

外にはウォーターサーバーと温かいお茶に塩タブレット、そしてロッカーが用意されています。導線含めて中々に使いやすいです。サウナマットはロッカーに置いてあり、木でできているんですよね。中々にレアな感じがします。
中は写真を撮っていないのでイメージしにくいかもですが、入って奥側の中央に薪ストーブが鎮座しています。左右の高い位置に座る場所がありそこでサウナを楽しむスタイルとなっています。
薪サウナの管理や温度調整はスタッフさんがやってくださるので、本当に快適な温度で薪サウナを楽しめるんですよねぇ。素晴らしいぜ。
木のパチパチとした音と、より一層強まる木の香りが感覚を蕩けさせてきます。何なんだろうなぁ、この感じ。凄く言葉に言い表せない感じなんです。
また、同じ時間にユクシに入っている人たちの存在も良いんです。初めてのサウナがThe Saunaってことを話している人。サウナって何だろうなぁと議論している人、我々のように薪サウナがすげぇーってテンション上がっている人。皆んなサウナ好きで来てますからね、普段行くサウナじゃ味わえない空気感です。文句言う人なんていないですもん。
ロウリュも良くて、長野の特産品であるえんめい茶を使っているんです。ウーロン茶だったりほうじ茶のロウリュとかはよく見かけますけど、えんめい茶とは...。一体何が違うんだろうか。
そんなことを思いながらロウリュが行われると、最初はほうじ茶のような香ばしさを感じるのですが、その後は少しフレッシュな香りが広がるのを感じます。近しい匂いはなんだろう、爽健美茶とか?
えんめい茶はその名の通り、命を延ばすお茶らしいですな。ユクシの外にあるポットには熱いえんめい茶が入っているので、飲んでみてほしいです。飲みやすいので、ええ感じです。
6.樽の水風呂から整いスペースまで
ユクシから出たら、川沿いにいくと有名なあの水風呂が存在します。

川の水をひいて、樽に流し込むあの水風呂です。結構水の勢いを感じます。桶があるので、汗はそれで流してから入りましょう。
写真を見ても分かると思いますが、4月なのに雪が積もってます。要するに寒いんすよ。水風呂に入ると自然の冷たさに驚かされます。ムラのない冷たさが全身を覆う感じ、次々と冷えた水が樽に流れ込んでくるわけでフレッシュな冷たさが続くわけです。もちろん、長くは入れなかったですね。
休憩に関しては、敷地内の至る所にインフィニティチェアが設置されているので、ポンチョを着て好きなところに行きましょう。自然の音と冷たい空気、森の中の雰囲気でリラックスできます。気分が良い...

ユクシを使うと、ドームテントで休憩もできるようになっています。



ドームテントの中にはたくさんのヴィヒタが吊るされていて、香りも雰囲気もバッチリ。時間も忘れてのんびりしていました。いつもの1時間コースでサクッと帰るのとは訳が違うのだ。
これらを時間いっぱい繰り返すという贅沢な時間に感謝の気持ちでいっぱい。誘ってくれたササウナ氏、本当にありがとう...ありがとう...
7.まとめ
はい、ここからはまとめです。
サ飯の話はどうしたって?ひたすらに文字数が増えるだけなので別で出します。夕食と朝食、どちらも書きごたえのある内容だったのでね。お楽しみに。

ここまででも記載の通り、サウナ好きな人しかいない空間でサウナを楽しめるので、本当に快適なサウナ旅行を楽しめますよ。
施設の良さはもちろん、スタッフさんのレベルの高さも感じられます。食事やサウナの説明、対応、接客は丁寧ですし、施設の理解をしっかりされていることもよく分かります。
純粋にサウナが好きな人が多いって、ポイント高いと思うんですよね。変なこと言う人はわざわざ来ないだろうしね。人の多い施設に疲れた人なんかも来てほしいなぁ。『あ、サウナってこうだよな』みたいな何気ないサウナの良さに還ってこれると思います。
最後に、一緒にサウナ黙示録を更新しているササウナ氏には感謝を伝えたいです。しんどい時期に誘ってくれる存在って本当にありがたい。そんな当たり前のことを思い出させてくれました。相方の存在ってあたたけぇなぁ...
そんなこんなで我々の初めてのサウナ旅の話はこれにて終了。次は九州攻略を目指したいぜ。
それまでは関東圏の銭湯攻略を目指していこうかなと思っております。とりあえず、頑張って仕事して資金貯めるかなぁ...
▼ごはんの話も記事にしました(2024.07.07公開)