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簡単に人生を変える方法を知っていますか?

会社に入社し最初の配属は営業部でした。のほほんと過ごしていた学生から社会人になるということで、気持ち的にもストレスを感じていましたが。私の配属された営業所は特に大変な環境で、過度にストレスを抱えていました。昼間は毎日飛び込み営業、夕方に営業所に帰ってくれば、営業活動報告の日報を細かくチェックされ、その後は雑用やらなんやらで、営業所を出れるのは22時過ぎ。それから、ほぼ毎日のように同僚と居酒屋で愚痴を言い合ってました。。

「あの人の言っていることはおかしいよ。」「この営業所はおかしい!」
締めはいつも、「世の中には、もっといい仕事あるよな。辞めちゃおうか。」でした。。

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今考えると、毎日会社や上司の愚痴を言い合っても意味もないし、何も発展しないと思えますが、当時は全く気付きませんでした。サラリーマン生活とはこういうものなのかなと、あきらめていたのかもしれません。

もちろん、仕事でのストレスを発散するために同僚と飲みながら、鬱憤を晴らすことは悪いことではありません。ただ、会社への不満や、上司への文句を数時間にわたり延々と繰り返して言い続けても意味はないですよね。

人間の心理を学んでいくなかで気付いたことがあります。

日常の生活のなかで、私たちが「何に意識を向けているか」によって、
人生が大きく変わるとういうことを。。


愚痴を言い続けていると、無意識に、物事の悪い部分に意識が集中してしまうのです。会社の悪いとこ、人(上司)の悪いとこなど。そうすると、私たちの脳は、嫌なことを次々に探し続けます。悪い部分しか見えなくなってしまうのです。会社だって、人だって、物事には良い面もあれば悪い面もあります。良い面に意識を向けるか、悪い面に意識を向けるかによって、受け取る感情は、大きく異なってきます。悪い面ばかり見ている人は、感情もネガティブになってくるのです。

今思い越してみると、同時の私は、いつもイライラしていたような気がします。感情はその人の行動にも左右します。そうすると、人生にも大きく影響するのです。私自身、そんなことに気付いてから「このままじゃあいけない!」と思い直し、仕事の悪い面ではなく、良い面に意識を向けるようにしました。

当時は営業だったのですが、なかなか売上を伸ばすことができずにもがき苦しんでいました。「毎日、飛び込み営業をして、売れる訳ないじゃん」「飛び込みでいきなり営業されても迷惑だよ」「こんなをしてなんの意味があるだ。。」など、営業という仕事の悪い部分しか見えてなかったのです。今、思い返してみると、こんな気持ちで営業をしていても、売れる物も売れないだろうと思ってしまいます。

そして、最初は無理やりなのですが、営業という仕事の良い面を意識することにしました。「売れるようになれば行動は自由じゃん!」「営業を通じていろんな人に会える良いチャンスかも!」といったように。

それなりに時間がかかりましたが、結果的には、営業成績が上がりました。そして、営業生成績が上がると、上司もうるさいことを言ってこなくなるのです。むしろ、気を使うような言葉がけをしてくることもあります。本当に行動が自由になったのです。そして、営業を通じてお客様と話すことも楽しくなりました。

良い面を意識することで、思い描いたことが実現したのです。

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その後は、希望していた海外部門にも異動できたり、社長賞を受賞できたりと、仕事も大きく変化しました。当時のまま愚痴を言い続けていたら、今頃どうなっていたのか。。想像すると、ちょっと怖いですね。

オーストラリア人で手足がほとんどないまま生まれてきたニック・ブイヂさんをご存知でしょうか?

彼は、「自分には、手足がないので、恋人ができても支えることもできない、子供ができても抱きしめることもできない」と、絶望感を感じて、何度も死のうと考えたそうです。ただ、「親は自分の墓の前でどれほど悲しむだろうか。。」と思い直し、そして「自分でもできることは何かあるはずだ!」一大決心をしたそうです。

それからは、「自分には、恋人や子供を支えてあげる体はない」しかし、「世界中の人々を支える心を持っている」と考え方を大きく変えたそうです。意識の向ける場所を自分自身の持っていない部分から、自分が持っている部分へ変えたのです。それから、彼は、モチベーション・スピーカーとして世界中で講演を行うようになりました。人生を変えたのです。

意識をどこに向けるかによって、本当に人生は変わってくるのです。

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私たちは日々、無意識的に過ごしているので、日常生活のなかで意識をどこに向けているのか、ほとんど意識はしてはいません。例えば、仕事の悪い面に意識を向け続けていたら、「仕事はつらい、大変だ。」と愚痴を言い続けるだけで、何も変わらないでしょう。そのような人が多いので、居酒屋では話が盛り上がるのかもしれませんが。。

逆に、意識的になって、良い面に意識を向けて、「こうなったらいいなあ。。」「ああなったらいいなあ。。」と意識的になって、想いを描くと、変化が起こるのです。ただ、無意識はとってもパワフルです。なので、日々、意識的にならないと、またもとの状態に引き戻されてしまうのです。

実際、私も毎日、意識的に良い面に意識を向けるようにしました。願望を紙に書きだして、日々眺めるようなこともしました。そして、実際に想いは実現したのです。

無意識に任せて、現状の延長線上を生きていくのか、意識的になって、変化を起こそうとするのか、これも私たちに与えられ、自由に決めることのできる選択肢ではないでしょうか。当時の私は、「この現状からなんとか抜け出したい」「この状況をなんとか変えたい」と日々モヤモヤした気持ちを抱えながら、模索していました。

今思えば、あの時の強烈なモヤモヤ感は、何かしらの変化を求めて、自分にとって選択をするタイミングだったように思えます。そう考えると、強烈なモヤモヤ感を抱えているとき、それは、人生を変えるチャンスが訪れていることなのかもしれません。