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夜更かしは最高の贅沢、昼夜逆転生活の幸せ
これは、わたくし、薩美結愛が、精神病で倒れて引きこもっていた頃、仕事で昼夜逆転していた頃の話。
夜更かしってなぜか、幸せで贅沢で、とても気持ちがいい。
病気をしていた頃は、同じ昼夜逆転生活の仲間とSNSでやり取りしたりするのが楽しかった。
ある、精神病の友人だった人は、こんな事を言ってました。
「昼間は仕事や普通の人の生活を見ると、自分だけ病気で、社会から切り離されてる感があって、夜はみんな家にいるから同じに思える」
本来なら早く起きて、バタバタと支度をして会社や学校へ出かけていくのがいい習慣だっていうけど、ぶっちゃけそんなのどうでもいい。
朝起き?何それ、社会のルールに合わせるなんて、自分が支配されてるみたいで息苦しい。
比べて、夕方くらいから起きて、夜に起き始めるこの感覚。
何もかもが自分のペースで進んでいく、この解放感がやめられない。
気がついたら、昼夜逆転生活に突入しているけど、夕方に飲食物を買いに行き、途中で小腹が空いたらコンビニへ行く。
夜中のコンビニだって、普通のコンビニなのに、なんか楽しいんですよね。
昼間の忙しく、賑やかな雰囲気とは全然違って。
太ることなんて気にせず、さらにレンチンラーメン買って食べちゃったりとかしてね。
こんな楽しい生活が続き、朝の光を浴びる機会も減りましたが、当時はそこまで気にすることもなく、太陽の光も恋しく感じなかった。
堕落していると言われても、私はこの生活が好きだった。夜中に好きなだけ食べたり、チャットを楽しんだり。
友達もいない私には、好きな事を好きな時間にやれる。
昼間何もやる気が出ないけど、夕方から夜になれば、不思議と頭が冴えてきて、至福のひとときが始まる。
なんの生産的なことをしない夜でも、それがまた贅沢に思える。
この堕落した生活は仕事にも影響をもたらし、普通に15時くらいに起き、パソコンの電源を入れ仕事を始める生活に。
自宅で記事を書く仕事のが仕事ですから、何時に起きて働こうが自由。
最初は朝起きて、普通の社会人と同じようなライフスタイルでやっていこうと思ったけど、それはできなかった。
深夜の誘惑がやってきて、静かな夜に執筆をしようよと私を呼ぶ。
それから、おやつの時間頃に起き、クライアントとやり取りをし、好きな時に執筆をして納品をする。
こんな生活が続いている...。今でもなりがちに。
世間的にも体にも昼夜逆転生活が良くないことは、私も知っている。
だけど夜更かしが与えてくれる自由と安らぎを手放す気になれない。
昼夜逆転生活で、何度か倒れたこともあったけど、あの頃は
「昼間起きて活動するなんてどうでもいい」
「夜中起きてる仲間と一緒に喋ってる方が楽しい」
「闇堕ちしてても、気持ちを共有できる居場所がいる」
世間の常識に合わせるのが、超面倒臭いと思い、朝型生活に戻すなんて考えたくもなかったですね。
気の病んだ話だと思われてもいいって開き直ったりして、昼夜逆転は最高の生活リズム。
堕落した生き方の中で、私の中には確かに「自分らしさ」を感じていました。
夜中から明け方にかけてひとりで過ごす贅沢な時間を、誰が批判しようが、バカにしようが、否定されても関係ない。
今は朝方に戻ってしまいましたが、夜型生活への憧れはいまだに持っています。
この小さな幸せだった日々を思い返すと、体には悪くても、やっぱり最高の時を過ごしていたんだなと噛みしめてしまうのでした。
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