争議
LINEグループ向かぬ話題と向く話題 / 目で分かる言葉以上に文字よりも
補助金や旅行支援は元手要る / 金欠で札束探すゴミの山
自分でもヒマだなモノ好きだなあと思うが、そごう西部池袋店の労働組合がストライキを行ったとのことで見に行った。8月31日(木)午前バスで30分、駅の地下を急いで東口に向かって「臨時閉館」の写真を撮った。百貨店は構造不況業種で地元スーパーやコンビニに押されそれらのリアル店舗は超便利なネット販売に押される。たまに日本橋あたりの百貨店をのぞくことはあるがずらり高級品が陳列され広い通路に客はおらず従業員さんが直立して客待ちしている光景に。この場所代と人件費はだれが払うのだろうと心配。
そごう西部池袋店はアメリカの投資ファンドに売却、家電量販店のヨドバシカメラが借りるという。顛末はNHK夜の番組トップニュースなので省略する。ストで売却を止められないとはいえ、労働組合の執行委員長や副委員長の時代に一石を投じる発言がよかった。テレビがデモ行進やプラカードを写した、顧客の声も。大手百貨店では60年ぶりのストとか。ヨーロッパやアメリカでは昔も今も当たり前のストライキ。日本は経済も労組も低調のまま。
備忘録
YouTubeで山田洋次監督が満州引き上げ体験を語る。敗戦でソ連軍(スターリン)、国民党軍(蒋介石)、八路軍(中国共産党)に占領された。ソ連軍は乱暴狼藉だがコーラスをやりアルバイトで山田少年を雇ってくれた。その前は日本人が中国人を蔑視、あからさまな差別社会だった。後から来た八路軍はマナーがよかった。益川敏英さんは2021年に逝去、NHKカルチャーラジオで今も音声を聴ける。科学技術は人類の発展幸福にも戦争惨禍にも使える。歴史は10年単位では後退もするが50年、100年単位ではかならず進歩する。社会は自然には変わらない。少数でも声を上げる運動することが必要だ。憲法九条がどんな犠牲の上にできたか、後世に伝える義務がある。男のお孫さん3人だそうだが、彼らは幼くて発言できない、だから私が発言する。山田さんは60安保、益川さんは70年安保の時代、学生運動政治の季節、筋金入り。同じ世代が「身を持する」とはどういうことかを教えてくれる。