2、あなたのその批判は「感情的」?「理性的」?
あなたがしているものは、湧き上がる感情を表現する「感情的批判」なのでしょうが。それとも、感情を無視して客観的なデータを表現する「理性的批判」でしょうか。
そして、学問的には「感情的な批判」がいいのでしょうか。「理性的な批判」がいいのでしょうか。
結論を言いますと、私の知る限り、「感情的な批判」は自分を不利にし、「理性的な批判」は有利にします。
今回は第二回目。こちらの視点を紹介しましょう。
(前回をご覧でない方はこちらをクリック。)
④弁論術
⑤戦略学
⑥アドラー哲学(通称アドラー心理学)
ーーーここから次回ーーー
⑦社会学
⑧ビジネス
④弁論術
『弁論術』の著者、アリストテレスは弁論に大切なものは「ロゴス」「エトス」「パトス」だと言いました。
ロゴスとは論理。エトスとは倫理。パトスは情熱。
ここで「感情的な批判」と「理性的な批判」から見てみましょう。
論理や倫理は冷静になったり、自分を客観的に見たりしなければならない。ということで、「理性的な批判」が当てはまるでしょう。
ですが・・・おや?情熱はどうでしょうか?「感情的な批判」と似ているように思いますよね?でも、違うんですw。アリストテレスは「感情的になってはいけない。むしろ、相手を感情的にさせるべきだ」と言っています。なんでも、自分を感情的になっているように見せて、相手に感染させ、相手に感情的になって暴走してもらう。そうすれば、(失言や自爆をして)相手がどんどん泥沼にはまっていくよーと言っています。
これを聞くと議論において常に冷静な「理性的な批判」ができなければならないと言っているようなもんですよね。
<『武器になる哲学』『欧米エリートが使っている人類最強の伝える技術』>
⑤戦略学
皆さん大好き孫子の『兵法』ではどんなことを言っているのでしょうか。
戦争計画編のだます方法が書かれているところに1つはあります。
「起こり猛っているものはかく乱し、謙虚なものはおごり高ぶらせ、安楽にしているものは疲労させ、団結しているものは分散させる。手薄な備えを攻め、敵の不意を襲う」
相手を打ち負かす人間心理的な部分を攻めよ。相手を真逆の状態にして弱い部分を作ってそこを攻めよ。と
<奥山真司の『真説 孫子解読』part2計編 詭道 より>
怖いですね。つまり、「感情的」な人は狙われるということ。孫子はメンタル(精神)への攻撃も非常に大事にしています。戦略家にとってはいいカモ。思うつぼ。ここから見ても「感情的批判は」自分を敗北へと誘い、「理性的な批判」は勝利へと導くでしょう。
⑥アドラーは幸せになるためには「共感」が必要になると言っています。人は主観から逃れることができない。しかしながら、主観的に相手のことを共感することも大切だと言っています。
<『幸せになる勇気』>
「感情的な批判」は完全に主観的な行為です。そして、「理性的な批判」は主観的なことを承知で客観的になろうと考える行為です。
あー詳しいことは忘れまして('_')、読みなおすのがめんどくさいですw。気が向いたら更新しますねww。
ねえ、もうなんとなく、これからの視点も結論想像できますよね。バランス取れるような視点ないかなー
まあ、面白いからええやw。
ということで、今回はここまで!
あなたに新しい世界の訪れがあらんことを!
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