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『人生を狂わす名著50』三宅香帆 を読んで

著者さんの作品に初めて出会ったのは、『バズる文章教室』だった。
Twitterでフォロワーが増えないこともあったけど、増やしたいとも思ってなかったし、特に「バズりたい」という意識はなかったが、noteを始めようかと考えていた頃でもあり、

〝なぜか〟タイトルに惹かれた。

若い女性ということもあるのか、語り口はタメ口っぽいが、不思議と引き込まれるのだ。嫌味もまったく感じない。
で、著者さんをフォローしていたら『NetGalley(ネットギャリー)』というサイトのキャンペーンに辿り着いた。

なんと、電子書籍として一冊まるごと全部読むことができるらしい。
しかも、発刊前のも読める??? (次回、申請してみよう)
というわけで、前置きが長くなったが『人生を狂わす名著50』を読んでみた。


なんとまあ、いろんな角度から切り取ったバラエティ豊かなジャンルから〝名作〟をズラリと紹介してくれている。

(50と謳いながら、それぞれに「次に読む本」を3冊ずつ紹介しているから、実質200冊!)

200冊の中には読んだことのあるものも含まれているが、私が敬遠していた書籍が結構ある。
これまで「なぜ」敬遠していたのかわからないが、この本を読んで少し気持ちが揺らいでいる。


さて、こんな中身の濃い本は1回だけではとても『読みたい1冊を選ぶ』ことなどできない。とりあえず1回目は流して読み、2回目で15冊にまで絞り込んだ。

そして、最終的に『もっとも読みたい本』となったのが、『すてきなひとりぼっち』谷川俊太郎著の詩集。私たちがふだん使っている言葉をどんなふうに扱っているのか非常に興味を惹かれた。

言葉は使い方によって体重が変わるのだ。

こんな体験を是非してみたい。
『ひとりぼっち』の世界で、詩の中にどっぷりいられたら……


とりあえず、本書のおかげでしばらくは読む本に不自由しそうにないです。ありがとうございました。

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