『草木図説』の中の玉川ホトトギス-牧野富太郎と飯沼慾斎
今年ほど、植物関連の本が多く発刊された年はなかったのではないか。それには朝の連続テレビ小説『らんまん』の影響がとても大きいと思う。牧野博士サマサマだろう。
牧野富太郎と伊吹山の関係については以前書いたけど、岐阜県大垣市は伊吹山からほど近い場所にある。現在伊吹山にはJR関ケ原駅前から山頂に行くバスが出ているが、大垣までは関ケ原から東へ二駅。
この大垣に幕末、飯沼慾斎(いいぬま よくさい)という人物が住んでいた。職業は医者である。当時の医学は漢方が主流で後に蘭方(ヨーロッパの