3年ぶりの
7月の海の日の週末に向けて私は収穫物モロモロを集めていた。
畑から夏野菜を集め
ご近所さんが丹精込めて育てるデラウエアを収穫させていただき
グラノーラやバナナブレッドも焼く。
3年ぶりにヨガ講師の姉と古民家リトリートを開催するために。
コロナ前の過去5年間、年に2回は開催していたが、コロナになって以来はずっと出来ずにいた。
今回もできるかどうかの最終決定を最後まで相談しながら決めた。
いよいよ開催1週間前となり、どうやら大丈夫そうでようやく開催にGo!!が出せそうだ。
私も姉も諸々の準備を始めた。
私の役割は主にお宿のおばさんで、ご飯の準備とプログラムがスムーズに進むように諸々の手伝いをする係。
でもって、時々プログラムにも参加する。
いよいよ当日、参加者皆様をお出迎え。
初めて参加してくれた子も3年ぶりにまた来てくれた子も、よくぞよくぞ、この山の上の古民家に来てくれました。
姉は毎回リトリートでテーマを設ける。
今回のテーマは、
「ありのままにフォーカスする」。
ヨガとヴィパッサナー瞑想を始め、
2日間のリトリートを通して「ありのまま」に意識を置く。
さて、どんな時間となるのでしょう?
私もサポート側として、「ありのままに」を意識しながらこの2日間に臨む。
1日目午後、お天気は不安定ながらも外でのヨガタイム。この時期の天気は変わりやすく、雲はわいては消えを繰り返し、空はあらゆる表情を見せてくれる。
ひぐらしの鳴き声が響き渡る。
私たちが、食事の準備をしている間、皆さんはフリーに過ごす。温泉に入る子も居れば、キッチンに来てご機嫌伺いに来てくれる子も。
「お手伝いはいいから、何かお話しして」と私はお願いする。
「この3年どうしてた?」と、お互いの近況をシェアし合う。
この何気無い皆さんと会話する時間も私はとても楽しい。
お夕飯は、「地物のご飯」。
我が家の畑、集落の収穫物、山梨に住む姉が持ち寄った産地の野菜や果物が中心。
メイン:夫がグリルで焼いたベトナム風レモングラスチキンとポーク。
副菜:夏野菜のトマトソースグラタン、オーブンベイクポテトローズマリー風味、ナスの煮浸し、自家製味噌のもろきゅう、トマトだれの冷奴、甘々ムスメコーン、自家製梅干し、
ご飯は、発芽玄米ご飯。
お腹いっぱいになった後、少し時間をおいて、夜のワークが始まる。
ありのままを感じるってどういう事?
ヴィパッサナー瞑想ってなんなの?
姉は、参加者の皆様達にそんな話をする。
私も今年の始め、ヴィパッサナー瞑想を1ヶ月間習った時の気付きやありのままを感じるという、個人的な体験をシェアさせてもらう。
気付かぬうちに出来上がっている自分のかたくなで分厚いフィルターを通して世界を見てしまっていて、それは固定観念やマイルールとして形成されてしまっていた。少しでもそのルールからズレたことが生じると心が強く反応し、許せない!と腹を立てる。
ヴィパッサナー瞑想をし、自らを観察するとき、それらは自分の勝手にしている思い込みでしかないと、気付く。
ありのままの自分を観察し、ありのままに世の中を見、ありのままに周りの人の声を聞く。
自分の思い込みの世界から脱しながら。
夜は、それぞれ好きに過ごす。
早くに眠りにつく子もいれば、遅くまで話に花を咲かせる子も。3年間会えなかった分を補うように、話は尽きない。
翌朝は、6時半からモーニングヨガが始まった。
私は、朝ごはんの準備に取り掛かる。
朝のメニューも「地物のご飯。」
米粉ブレンドパン、
クランベリー&レーズングラノーラ、バナナブレッド、
野菜たっぷりスパニッシュオムレツと夫の特製サルサ、
ご近所さんが育てたデラウェア、姉の地元のモモ各種、
姉の自家製ヨーグルト、母の特性グリーンスムージー
みなさんお腹いっぱい食べてくれて嬉しかったな〜。
談笑しながらのゆっくり朝ごはんも終わり、みんなでお宿のお掃除をする。
2日間というのはあっという間で、最後の時間はみんなで輪になって座りこの二日間を振り返る。
ありのままを感じる時間はどんな時間になったのだろう?それぞれに感じたこと、気づきをシェアし合う。
私はこの振り返る時間もとても好きな時間だ。
この頃になると、みんなとてもリラックスしていて、わりと色々に感じたことを話してくれる。2日間で出来上がった独特の温かい空間が絆があり、みんなとても素敵な表情をしている。
私も忙しくサポートしながらも、皆さんと素敵な時間を共有させてもらった。
3年ぶりのリトリート、3年という時間はあっという間に過ぎたようで、「あ〜〜3年って長かったのかも知れない」といちいち感じていた。
そして、やっぱりこの一期一会なリトリートの時間はとてもスペシャルでとても素敵な時間なんだと、改めて感じた。
みんなが帰ったがらんとした居間でヤレヤレと言った感じでまったりするネコの沙羅ちゃん。
沙羅ちゃんもご協力ありがとうね☺️
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