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民王R 完走感想
すっかり12月も中旬となりました。
秋クールも順々に最終回を迎えていますね。
お笑い賞レースもあったりして何となく寝不足な日々です。
そんな中、民王Rも最終回を迎えました。
前作「民王」を見ていなかった私にどうこう言う権利すらないのですが
せっかくなので感想くらい言いたいのであーる。
先ずキャスティングのすごさ。
何がビックリしたってあのちゃんがレギュラー!
これが不思議なことに最初こそ違和感はあったものの、慣れるんですね。
こういうことなんですね。となっていく。
大橋和也にも同じことは言えますが。まあSTARTOですからやるだろうと。
ただ芝居の大事なところは辛口評価せざるを得ない。
慣れたけど上手くはない。上手に二人を使いこなしてくれればよいね。
あのちゃん、今後もドラマやるのかな。
あのタイプで芝居が上手くなったら唯一無二の存在になるよなあ。
遠藤憲一さんはじめ本物の役者さんについてはあとで。
物語ですが、現職総理大臣が急に日本国民の誰かと中身が入れ替わっちゃうって、それはちょっと構成がガタつくんじゃないかって思ってました。
しかーし、最終回まで見たらちゃんと作り込まれていて設計が素晴らしい。
おそらく前作「民王」とはまったく違うものになってるんだろうけど、これはこれで面白かった。
この世界に生きることが苦しい人たちと入れ替わり、その苦労を目の当たりにし、それでも「泰山に越えられない山はなーい」と、諦めたくなるような状況を打破していく。これは期間限定の入れ替わりだからやれることだろうなと思いながらも、それでも戦い抜いてくれる総理の姿は気持ちいい。
最終回まで見終わった感想は一言 「痛快なドラマ」 でした。
遠藤憲一さんは本当に素晴らしいなーと。大真面目に5歳児や若者やトー横キッズやら死線を彷徨うおばあちゃんやら。それが基本的には全然似合わない。もう顔がワニだから。それなのに気づけば入れ替わっているということを忘れそうになる。替わった相手側も大変だっただろうが、それでも各回のゲストたちが束でかかっても遠藤憲一はブレない。そして可笑しい。
一徳さんや金田明夫さんは言うに及ばず。何なら溝端淳平もいい感じにハマってた。全体的にヘタウマ狙いなのか。世界観の作り方はもしかしたら僕の中の名作「帝一の國」みたいなトーンだったのかー!そう考えたらすべてに合点がいく。
とはいえ、ナレーションの菅田将暉とたまーに出てくる高橋一生にはとても救われたりして。そんなわけで、前作「民王」も見ないといけないのであーる。
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