「ありふれた愛、ありふれた世界」4
シーン4 織部本家・和室
鹿威「カコーン」
お琴や三味線の風情を感じる曲。
芸人メイクの御麿がお茶を点てている。
茶筅でシャッシャとやっている御麿。
弘一が今日子に連れて来られている。
弘一 「本当に申し訳ありませんでした」
宏美 「十五年よ。連絡ひとつ寄越さないで・・・」
今日子 「まあまあ、ヒロ兄も反省してるんだから」
弘一 「しばらくはこっちにいるんで、心機一転頑張ります」
宏美 「・・・」
弘一 「・・・そろそろ許していただけないでしょうか」
今日子 「