「ありふれた愛、ありふれた世界」13
シーン13 病院・愛の病室(夜)
愛の手を握っている今日子。脇に浩二。
今日子 「・・・私、バカだった。愛は勝手に育つものだと思ってた。でもそんなことない。愛だっていつ事故に遭うか分からないし、これから何事もなく普通に育つ保証なんてないんだって、今ごろ気付いた」
今日子を躊躇しながらも、守るように抱きしめる
浩二 「大丈夫だよ。絶対に上手くいく」
今日子 「パパ」
浩二 「ん」
今日子 「愛が良くなったら家族で旅行に行きたい」
浩二 「いいね。なんかのんびりでき