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創作大賞に応募したアレコレ

1月中旬、偶然創作大賞の募集記事をみた。

“■募集作品 本コンテストはオールジャンルの作品を対象としており、テーマや形式は問いません。 形式は、テキスト、画像、動画のいずれか、もしくはそれらの組み合わせも可能です。 文字数、枚数等の制限はありません。 フィクション、ノンフィクションは問いません。 ”

このゆるゆるな募集をみてほしい。テキストだろうが画像だろうが動画だろうが、またはそれの組み合わせだろうがなんでも受け入れるこの感じ。
すごい。
節操がない、いやいや、太っ腹だ。

今年何か作品を応募してみたいと漠然と考えていた私には渡りに船のような記事であり、すぐに飛びついた。

私が応募できそうな作品形式は四コマ漫画か小説である。どちらも同人誌をやったことがある程度。
作品形式をどうしようか迷ったが、締め切りが短いので今回は小説にすることにした。優秀作品は書籍化、映像化との記載があるが、書籍化できるほどの大作は今回の応募に間に合いそうもない。
なんとなく映像化の言葉の方に惹かれたので、映像化を目指した作品を作ってみることにした。

ちなみに私は男性同士の関係が大好物であるので、内容は男性同士の関係性の話しか頭にない。
映像化で男性同士ときたらおっさんずラブが好きだったので、BLドラマを想定したものを描こう。

ここまではわりとあっさり決まったが、(勝手に)BLドラマを想定した作品は作ったことがなく、以降は難航した。

まずジャンルだ。
単純に恋愛ものにするのか、おっさんずラブのようなコメディがいいのか。

どこもかしこも予算不足が嘆かれる時代に作れるBL作品、しかも素人原案(もうドラマ化になるていで動いているところが自分ながらお笑いである)、潤沢な資金は期待できない(何度も言うが勝手にドラマ化するつもりで考えていただけである)。

登場人物は少なくし、ロケ等は最小限でできるものがいい。

監禁サスペンスBL!!!!!

私の脳内で無事ジャンルが確定した。

作品を作るにあたり考えたのが、室内の背景が続くので画的に動きが少なく暗くなると言うことである。
話の要素に以下の点を盛り込むことにした。

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・監禁するのはお金持ちで、一人暮らしだけど広さのある綺麗な部屋にすること
・監禁される方と監禁する方の身長差を大きくして画的にメリハリをつけること
・登場人物が少なくなりすぎるので女性の登場人物を1人入れること(途中で増えるか減るかすることで変化をつけること)
・メインの2人が黒髪だと映像が地味になるので、髪色が自由になる職業に設定すること
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ドラマとなると1話30〜40分で10話の展開が必要なので、タイトルや各話のあらすじ、それとキャラクターを作っていくことにした。
ここで使ったアプリがストーリープロッターである。


キャラクターページ
ストーリーページ

上の画像はキャラクター情報で、下の画像はドラマにした時の各話のタイトルと大まかな話の流れをまとめた。
ちなみに私はこのアプリをまだ使いこなせておらず、メモ代わりにしか活用できていない……。機能はたくさんあるのでこれが使いこなせればきっとすごいものができる予感がひしひしと感じる!!!!
これを使いこなせる頭があれば!!!

しかしながら時間とは無情なもので、新しいアプリに四苦八苦しながら仕事を終えて創作活動をしていると、執筆前にもう2月になってしまった。

締め切りは2/6である。

……無理だね。

途中からちょっと時間足りないなって気づいてた。
薄々やばいんじゃないかなと思っていたのだが、見ないふりしてた。
手元に残る10話のドラマになるはずだったプロットとキャラ設定。せっかく考えたが完成しなければ残骸である。

ある程度このドラマの内容を興味を持たせる小話でいいんじゃない?
だったらできそうじゃない?

私の中の勿体無いお化けが声高に叫び始めた。
まとまった時間が取れるのは土日の2/5と2/6のみ。
主人公が自分の体験を警察に語る告発ものであれば、ドラマにしたかった簡単なあらすじを使うこともできるし、キャラクターも使うことができる。一人称であればそんなに執筆にも時間はかからない。
そして一般作品を装ってBLの匂いをさせるという私の大好きな作風にトライすることができるのでは!?

結果、2/6の23時45分に完成した作品がこれです。
良かったら読んでください。


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