サービスではなく文化を作ること
思い立ったように今noteを書いています。
これは書き留めておきたいなと思ったからです。
タイミーのこの記事をみつけてふと思ったことがあります。
タイミーは数年前にホリエモンチャンネルで見たときからサービスの存在は知っていました。
その時みて思った印象は、その昔自分もやっていた日雇いバイトのグッドウィルやフルキャストの簡易版程度でした。
実際にタイミーを使ったことがないので、細かいサービスの仕様は理解していないですが、おそらく「日雇いバイトの簡易版」という感覚は間違っていないと思う。
そうであれば、先駆者たちがいた領域ではあるし、なんでここまでこのサービスが流行った(流行っている)のかが正直不明でした。
リクルートあたりが本気でやればやれそうなサービスだし。
ですが、ふと思えばインターネットが登場して数十年、ある種の飽和状態である市場の中で、巷で出るサービスなんてのはどれも同じ感覚のもの。
御多分に漏れずそれは自分のWebサービスにも当てはまること。
ではなんでここまでのサービスになったのか?という疑問が浮かびました。
それは「スキマバイト」という文化を作ったことがすごいのでは?と個人的な見解。
これを従来の「日雇いバイト」という名称ではなく、さらに少ない時間でさくっと働けるという連想を抱かせる「スキマバイト」というネーミングも秀逸。
このスキマバイトというワードが浸透したことで、サービスがさらに広がって大きくなってこういった一種のムーブメントが起きて、文化ができあがったのでは?と考えております。
メルカリにおいても先駆者であるヤフオクがいたし、個人でものを売買なんてのはメルカリ前にすでに存在していた(むしろそれがインターネットの本質だと思っています)
これもメルカリは「オークション」という切り口ではなく「フリマ」という切り口で浸透していった(浸透させた)と思っています。
(特にリリース当初の)機能においては、既存のサービスとあまり変わらない程度のものであっても、上記の通りムーブメントやブームを作ること、そしてそれが文化として根付いていくことでサービスが大きくなるという見方はあながち間違っていないのでは、と思います。
もちろん、これはWebサービスだけでなく、すべてのサービスに該当すること。
この考え方は自分のサービスに置き換えた際にも言えることで、サービスばかりに目が行ってしまい、そこだけに奔走したりもあった。
けど、そこが本質ではないのかなと思えてきた。
ムーブメントやブームから文化を作っていく発展させていく、これが重要でそこが成長のカギではないかという思いに至りました。
ということを書いておきたくなりました。