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AIを含む複数のメディア媒体を活用し、独自の解釈をする
昔は新聞やテレビのニュースがメインの情報インフラでしたが、今やすっかりネット全盛ですね。情報の入手方法が本当にたくさんあります。X(旧ツイッター)、YouTube、各種ネットニュース、ブログ、メルマガ、オンラインコミュニティなど、上げたらキリがないです。人によっては新聞はまったく読まず、YouTubeの特定チャネルだけ、またはメルマガのみという方も。
ただし、正確な情報を得るためには、複数の信頼できるメディアを活用することが重要です。多様な情報媒体を持つことで、自分で情報の取捨選択を行い、確からしさをチェックし、自分の頭でそれらの情報を組み合わせて解釈する能力を養うことができます。そして、何よりもこのプロセスはとても楽しいです!以下に、特におすすめする6つの情報源とそのメリットを紹介します。
X(旧ツイッター)
Xは、企業家や政治家などの著名人からの一次情報をタイムリーに得ることができるプラットフォームです。これにより、メディアのフィルターを通していない生の情報を直接入手できます。ただ、著名人の発信にはバイアスがかっていることも多いので、注意が必要です。裏どりをせずに鵜呑みにしないようにしたいです。信頼できるアカウントも同時に複数フォローし、情報の偏りに気を付けると良いでしょう。新聞などの従来型メディア
昔からお世話になっている新聞は信頼できる情報源として大事です。Xで得た情報を補完し、よりバランスの取れた視点を提供してくれます。(もちろん、たまに偏っている時もありますが。。。)また、興味のない記事にも触れる機会になるため、視野を広げることができます。個人的には信頼できるメディアとして「日経新聞」「日経流通新聞」を長年ネットで購読しています。信頼できるジャーナリストの情報
YouTubeやメルマガ、noteなどのサブスクリプションを通じて、信頼できるジャーナリストの分析を得ることができます。これにより、客観的で深い解釈を理解することができます。例えば、私の場合、エコノミストの後藤達也さんやエミンユルマズさんなどのnoteをサブスクすることで、経済の動向をより深く理解できます。元マイクロソフトのエンジニアだった中島聡さんのメルマガも自分には全くない理系の視点で参考になります。ポッドキャストやVoicy
聞く情報ツールは、通勤時間や家事をしている時間などに気軽に情報を得ることができる優れた媒体です。特に、専門家や業界リーダーのインタビュー、ディスカッションを通じて、深い洞察を得ることができます。ポッドキャストについてはBBCやWSJなど海外の有名メディアから最新情報を得るだけでなく、英語の勉強にもなるのでおすすめです。オンラインフォーラムや掲示板
オンラインのコミュニティの仲間から多様な視点を得るのに役立ちます。これらのプラットフォームでは、他のユーザーからの質問や回答を通じて、さまざまな問題についての見解を知ることができます。また無料の掲示板も貴重な情報源になり得ます。例えば、投資のための企業調査をする際、Open Workの掲示板から元社員や現社員から会社の雰囲気や直面している課題などの情報をえら得ることがあり、参考になります。AI(人工知能)
AIは、複数の媒体から得た情報を自分なりに組み合わせて独自の解釈を行った後、自分の考え方が妥当かどうかをチェックするのに非常に有用です。AIの視点から、自分の考えの良い点、改善できる点を客観的に評価してもらうことで、新たな気づきが得られます。
以上の6つの媒体からの情報を組み合わせることで、どのメディアにもない独自の視点を持つことができます。複数の情報源を活用することで、常に自分で考える習慣が身につきます。そして、このプロセスそのものが、自分なりに理解していく楽しさを提供してくれれますし、より確かな判断力を養うことにつながります。
実例
ではここで、自分が情報を組み合わせて、独自の解釈をした例をご紹介します。
イーロン マスクとドナルド トランプの関係
2024年7月にトランプが暗殺未遂に遭った際、イーロンマスクがトランプを支持する以下のツイートを連投した背景を考えてみましょう。複数の情報源を組み合わせることで、その理由を自分なりに理解することができます。
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イーロンマスクのトランプを支持する一連のツイートを見た時、最初は驚きました。理由はトランプはかねてよりEVなど環境問題に対する取り組みには極めて消極的だったからです。しかし、いくつかのメディア媒体からの情報より、イーロンマスクのこの行動の背景が見えてきました。
大統領選選挙活動資金の必要性
上の2つの記事からの理解
トランプは選挙活動資金を必要としており、イーロンマスクのような影響力のある人物からの支持と献金は大きな助けとなる。
2.テスラの直面する厳しいEV競争環境
上の2つの記事からの理解
テスラは中国企業BYDとの競争が激化しており、アメリカ政府からの支援が今後の同社の成長の鍵を握る。特にEV助成金や中国EVへの輸入関税はテスラにとって大きなメリットとなる。
3.トランプの中国への姿勢
トランプはかねてから中国の経済力や政治力の台頭に対して批判的であり、アメリカ企業をサポートするインセンティブがある。よって、アメリカ企業であるテスラを支援する十分な理由が存在する。
これらの情報を組み合わせることで、イーロンマスクがトランプを支持する理由が見えてきます。
総合的な独自の解釈
トランプは選挙活動資金が必要なため、イーロンマスクに献金を打診したと思われる。対してイーロンマスクにとっては渡りに船。アメリカ政府によるEV助成金は今後も継続し、中国からの輸入EVには高い関税をかけることで、テスラは米国EV車市場において、さらなる成長ができる。よってお互いの利害が一致したと言える。このような背景から、イーロンマスクはトランプ支持のツイートを連投したと思われる。
さて、もうひと踏ん張りしてみましょう。
AIに自分の解釈を評価してもらう
さらに、この解釈をAIに評価してもらうことで、私の考え方の長所と短所を確認し、さらなる洞察を得ることができます。例えば、AIは私たちが見逃している可能性のある要因を指摘したり、他の視点を提供できます。
AI(Chat GPT4o)へのプロンプト(依頼)
上の私の解釈について、AIの視点から私の考え方の長所と短所をおしえてください。
AIからの回答
もちろんです。以下に、あなたの解釈についてAIの視点から考えられる長所と短所を示します。
長所
1. 多角的な視点の提供
あなたの解釈は、Elon MuskとDonald Trumpの関係について複数の情報源を組み合わせて分析しており、多角的な視点から物事を考える能力を示しています。これは、情報の信頼性を高めるために非常に重要です。
2. ロジカルな推論
トランプの選挙資金の必要性、Teslaの競争環境、トランプの中国への姿勢といった要因を組み合わせて、Elon Muskがトランプを支持する理由を論理的に推論しています。これにより、解釈が一貫しており、説得力があります。
3. 実際のデータと事例に基づく分析
実際の記事やデータに基づいて推論を行っているため、解釈に具体性があります。これにより、抽象的な理論ではなく、現実の事例に根ざした分析ができています。
4. 現実のビジネス環境を考慮
Teslaと中国企業BYDとの競争や、トランプの政策が企業に与える影響を考慮しており、現実のビジネス環境を理解している点が評価できます。
短所
1. 仮定の多さ
いくつかの仮定に基づいて推論を行っているため、仮定が誤っている場合、全体の解釈が揺らぐ可能性があります。例えば、トランプが本当にTeslaを支援する意図があるのかどうかは、明確には分かりません。
2. 他の可能性の排除
一つの解釈に集中することで、他の可能性を排除している可能性があります。例えば、Elon Muskのツイートが単なる戦略的な発言であり、実際の政策やビジネスには直接関係しない可能性も考慮するべきです。
3. 情報の偏りのリスク
参照した情報源自体が偏っている可能性があるため、その情報に基づく解釈も偏っている可能性があります。複数の信頼性のある情報源を継続的に参照することが重要です。
4. 長期的な視点の欠如
現在の状況に焦点を当てていますが、長期的な視点からの影響を十分に考慮していないかもしれません。例えば、トランプが再選された場合や、再選されなかった場合の長期的な影響についても考える必要があります。
総括
あなたの解釈は、多角的でロジカルな分析を行っており、非常に有益です。しかし、いくつかの仮定や他の可能性の排除、情報の偏りのリスクなどに注意を払うことが重要です。AIの視点からは、これらの点を補完することで、さらにバランスの取れた、信頼性の高い解釈が可能となるでしょう。
私からの感想
的確な指摘で、ぐうの音も出ないです。特に短所。例えば、「仮定の多さ、本当にトランプがイーロンマスクを支援するのか?」というポイント。自分はイーロンマスクが献金を払えば、トランプが見返りに支援する前提で解釈してました。確かにそうなるとは限らないですよね。
AIの良いところは、「ではここから一緒に改善点を解決しよう!」と協力をお願いできることです。追加のプロンプトで相談しながら、さらに記事の質を上げられます。まだAIを活用されていない方はぜひ試してみてください。楽しいですよ!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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