『単発研修の限界』と発表したら、それなりにご指摘を頂いた件…
皆様こんにちは!スタンス古田でございます。
いよいよ今年も残り一カ月、悔いの無いように全力疾走していきます。
さて、今回は11月に開催されたHRカンファレンスについて。
今年もHRカンファレンスで発表をさせて頂く機会を頂きました。そこで頂いたコメントで思うことや考えることがありました。
それらをまとめて私もしっかり発信をしていきます。
今回も誰にも気兼ねなくいくぞー!
テッテレー!
▼単発研修で行動変容はほとんど起きない
我々は、最も行動変容が起きやすい研修とはどのようなスキームなのかを、常に考え続けてきました。その一つの解として、現在最も効果が出るであろうスキームも提示しました。
その前に、単発研修がどのくらい効果があるのかを調べるべく、2w~1M後、受講者が研修内容やその研修でのアクションプランを覚えているのかを、人事の皆さんにご協力頂き受講者にヒアリングし、数値を取りました。
結果、8%ですよ、8%…。
色々な文献にある通りで、記憶に残っている人の割合が8%であれば行動変容を起こす割合なんて更に低いわけです。
これって、ほとんど機能していない、ということなんじゃないんですかね…?
ただ私は、研修の目的(受講者同士の横のつながりを深めたい等)によって単発研修は存在しても良いと思っています。
言いたいのは、単発研修で行動変容を期待するのは相当ハードルが高い、ということです。
▼そうかもしれないけど、研修を運営するだけでも大変なんだぞ♪
そのような話をHRカンファレンスで話をしたところ、アンケートでいろいろなお言葉を頂きました。詳細は省きますが、まとめると以下のようなことです。
・研修以外の仕事もあり、効果測定まで手が回らない。そのような実情を踏まえてほしい♪
・リソースが足りなくて、研修を回すだけでも大変なんだぞ♪
・もっと簡単に効果測定が取れると思っていました。そういう意味では期待外れでした♪
コメントありがとうございました。
人事の皆さんの実情を100%理解せず、みなさまのおっしゃる通りだと思います。
ごめんなさい。
改めて私が言いたいことの本意を、一つだけ言わせていただきます。
私は、最も大事なものは“時間”だと思っています。
お金は何とかすれば取り戻すことはできますが、時間だけは取り戻すことはできません。
受講者は業務を止めて研修を受けに来ます。
業務を止める時間をお金に換算したら、研修費用以上の金額になるでしょう。
だとしたら、やはり効果が見込める研修をmakeする必要があるのではないでしょうか。
でなければ、本当に時間がもったいないと思いませんか?
あ、勿論お褒めのコメントも多数頂きましたので、そこは付け加えさせて頂きます。
▼行動変容を起こすには、仕組み・仕掛けが必要
改めてですが、単発研修ではほとんど行動変容はおきません。シリーズ化の研修にしても、ただ研修を定期的に開催するだけでは意味がありません。
行動変容には、仕組み・仕掛けが必要です。
様々な考察から、研修効果が上がるスキームもできました。
では、そのスキームで行えば必ず行動変容が起こるのか?
それはごめんなさい、わかりません。
なぜかというと、大体想定外のことが起こるからです。
なので、毎回毎回チューニングって必要になってきます。
だからこそ、人事の皆さんと我々が“チーム”になり、お互いリスペクトを持ち、協働でこのようなチューニング(問題解決)を図らなければ、このスキームは機能しません、今のところ。
ですが、必ずできます。