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139、「ラポール」について学ぶ

こんにちは。

今回の記事が、2024年最後の記事となります。
毎週1回の投稿を継続すると決めてから約束を守り続けることができたのは、「スキ」を押してくださったり、対面でお話をする時に「記事読みましたよ!」と声をかけてくださった方々のおかげです。
本当にありがとうございました。

さて、年内最後の記事は、先日の講演会で学ばせていただいた「ラポール」についての気づきを書いてみようと思います。

ラポールについて、初めて聞いたという人もいれば、その道で生計を立てているような人もいると思うのですが、あくまでも私が個人的に学んだ気づきとなりますので、正解とか不正解ではないという前提で読んでいただけると幸いです。


ラポールとは?信頼関係を築く鍵

そもそも僕は「ラポール」という言葉に馴染みがなかったタイプの人間です。
飲食業から、営業の仕事に変えたときから徐々に聴くようになったなーという感覚なので、ビジネス用語のイメージを持っていました。

ただ、ラポールについて学べば学ぶほど、ビジネスの場面だけでなく、日常生活でも活用できると感じるようになりました。

言葉の意味とすると、ラポール(rapport)とは、フランス語で「関係」を意味する言葉で、心理学では「相手との信頼関係」や「心の通じ合い」を指すようです。
たとえば、初対面の人とスムーズに話が進むときや、長年の友人と深い話ができるとき、「ラポールが取れている」状態だということです。

つまり、ラポールとは「相手との信頼関係を構築するための基盤」となるものだということです。


ラポールが重要な理由

ラポールが取れていると、人は自然と心を開き、相手を信頼するようになります。これにより、以下のような効果が期待できると言われています。

  1. コミュニケーションがスムーズになる

  2. 交渉や提案が成功しやすくなる

  3. 人間関係の絆が深まる

特にビジネスの場では、ラポールを構築することで、営業や交渉、チームワークなどで大きな成果を生むことができます。

そんな大事なラポール、では具体的にはどのように築くのでしょうか?

ラポールの取り方

その講習会では、ラポールを取るための基本のスキルは3つだと教わりました。
1. ミラーリング(相手の仕草や話し方を自然に真似することで相手が無意識に親近感を抱くこと)
例)相手がコーヒーを飲むタイミングで自分も飲む、相手が髪を触ったタイミングで自分も触れてみる、など。

2. 共感(相手の感情や立場を理解する。大事なことは感情に寄り添うことで
相手が「自分を理解してくれている」と安心感を抱くこと)
例)「それは大変でしたね」「その気持ち、わかります」といった共感の言葉を使う、など。

3. ペーシング(相手と同じペースで行動することで、相手が「自分と似ている」と信頼感を抱くこと)
例)相手がゆっくり話すなら自分もゆっくり話す、相手が食事をするペースに自分も合わせる、など。

このように、スキルとして分解すると、意識してできるような人も多くいるのではないでしょうか。
ただ、今回はこうした堅苦しい感じではなく、自分が聞いて納得した表現があったので、それをそのまま引用いたします。
その時に聞いたのは、ラポールとはつまり

「感じが良い人になる」

ということです。

「感じが良い」ということを分解していくと、表情や態度、言葉の選び方、傾聴力など、細かくなっていくのですが、何よりも「自然である」ということが大事だと感じました。

心の底から滲み出るもの

ラポールを構築スキルは特別なスキルがなくても実践できるコミュニケーションスキルです。ただ、大事なことはそのスキルを誰が扱っているのか?ということでした。
つまり、表面上のスキルではなく、その人がなんのためにラポールを築こうとしているのか、その「人間性」や「個人の理念」が最も重要だということです。

そして、それは「自分自身の心の充足」が「感じの良さ」に直結するということでもあります。

例えば、機嫌が悪い人をみると、なんとなく近づきにくい感じってありますよね。つまり、自分の内面は思いっきり外に滲み出ているということです。

そのため、「感じの良い人」でいるためには、自分の内面を整えることが重要になるのです。

セルフケアの方法は人によって異なりますが、身体的にも感情的にもセルフケアをすることが重要になります。
その具体的な方法としては、運動をする、映画を見る、瞑想をするなど、多種多様となりますので、ご自身にとって効果的なセルフケアを選択されると良いかと思います。

感じが良い人になるために

感じが良い人になるためには、スキルの前に自分のマインドセットが重要になります。
いくつか教えていただいたのですが、その中で一番大事だと感じたことを1点シェアすると、「自分の機嫌は自分でとる」ということです。

自分が整っていると、自分の周りも整っていくことにつながるので、「常に自分がご機嫌でいること」が重要になります。
そして、自分の機嫌を取るためには自己肯定感を高めるためことが大事になるのですが、そこで効果的なことが、毎日、自分が決めたことを実施する。つまり、「自分との約束を守る」ということです。
自分との約束はなんでも良いので、早起きする、お風呂上がりにストレッチをする、毎日日記を書く、毎日読書をする、毎日感謝を伝えるなどいろいろあるかと思います。

こうした小さな約束を守り続けていくと、自己肯定感が上がり、安定していき、感じの良い人になっていく。
そして、ラポールが取れるようになっていくということは、ビジネスにおいてもプライベートにおいても良好な関係性を築くことができるようになるということです。

この、セルフケアを大事にして、自分が安定することは仕事においてもとても大きな影響を与えると言っていました。
例えば、-100から+100の振り幅でバイオリズムが揺れ動いている人は、自分の調子が良いときは相手の粗が気になり、調子が悪い時は周りに気を遣わせる、その結果、周りからは「不安定」という印象を与えてしまうとのこと。

仕事においで重要なのは、まずは「+」の領域で+10から+90の振り幅でバイオリズムがあるという状態を作ること。これができるようになると、「安定している」と印象を与え、その結果「感じの良い人」になっていけるということでした。

自分もまだまだ未熟で、不機嫌になっていることがあるのですが、言われてみると確かに周りに変な気を遣わせている時があるなーと感じました。

なので、まずは自分の身体的ケアとして、「整体」にいくようにしました。
(まだ通いだしたばかりなので、変化は感じていませんが。。。)
あとは、「自分との約束」を改めて大事にして、毎日決めたことを継続することも決めました。

この2つを取り組んで、「感じの良い人」になるための検証をしてみます。

長くなってしまったので、まとめに入ります。
ラポールは、相手との信頼関係を築くための重要な要素です。ミラーリング、共感といったテクニックを活用することも大事ですが、まずは自分との約束を大事にし、自己肯定感を上げていくことで自分を安定させていき、感じの良い人になってみてましょう。

私自身も、学んだことをまずは実行して、ビジネスやプライベートでも試してみます。ラポールを意識したコミュニケーションが、どんな変化を生み出したのか、これもまた別の機会で記事にできたらと思います。

人間関係や関係性の構築で悩んでいるような人たちにとって、今回の記事が何か行動を変えてみるきっかけになれたら幸いです。

最後に、2024年に投稿した記事をお読みいただいた皆さま、改めて感謝申し上げます。いつも本当にありがとうございます。

2025年も、皆様にとって幸多い一年でありますように。
それでは、どうぞ良いお年をお迎えください。


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