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#256 企業変革のジレンマを読んで 自分の行動に今すぐ取り入れられることしかない!と学べた話(前編)

こんにちは!けーたです。

今日は「企業変革のジレンマ」を読みましたので、気づきや学びを読書メモとして投稿いたします。学びが多すぎたので、前編、後編にしてみます。

日々の仕事の中に変革的な要素が少しでも入っている方には激推しです!!


〇この本との出会い

自分の上司が、めちゃくちゃ刺さるから是非読んでみてーとミドルマネジメント宛にチャットで投稿したのがスタート。

何人かが反応。読んでいる最中からかなりポジティブな反応が多く自分も即ポチりました。

手に取った時に本の装丁の美しさにもやられました。こんな本に出会えるのもリアルな本を購入する喜びの一つですね。

〇どんな人におススメ?

冒頭にも書きましたが、日々の仕事の中に変革的な要素を含む方には是非是非読んで一緒に語りたい!!って感じで激推しですっ

290頁のまとまった時間が取れれば一日で読めてしまう適度なボリューム感とそれと反比例するようなあまりにも密度の濃い学びが魅力です!

扱う言葉をきっちり定義されており、その上で構造について話が進みます。具体が続く。私にとってはメチャクチャ理解がしやすかったです。

これまで日常的に得られる経験と学生として学んできた変革の要諦的な事をもう一段深く掘った学びが得られた感覚です。

〇残しておきたい学び

残しておきたい学びは、正直山のようにあります。学び直した事も、完全に新しい視点を手に入れる事のどちらも多すぎて間違いなく自分のキャパシティーオーバーです笑

この写真を見てもらえばわかるように付箋だらけ。なのでいつでも手に取って確認できるように机の端に置く事が決定しました。

という事で、それでも言語化して自分の頭に杭を打ち込むつもりで残しておきたい学びを理由などともにピックアップします。

「わかる」とは「わからないことがわからない」

いやーこの「わかる」とは「わからないことがわからない」というフレーズに込められているメッセージの深さにやられました。

意味としては、「わかる」とは、目の前に起こっている事象を肯定的に受け止めてしまい、別の解釈の可能性を考えない事として使われています。

繰り返しですが、目の前にみえている世界観で完結しており、その外側に世界が存在する事を想像できない。だから「わからないことがわからない」。

確かに日常の生活において、全てを疑ってかかっていたら、脳のリソーセスも活動のリソーセスもすぐに尽きてしまうからある意味大事な生存戦略。

「わかる」の意味を捉えなおしする事ができたことが一番の学びです。

小さな違和感を感じる事が変革の入り口に立つこと。自分の違和感センサーに反応したことをまずはNotionに書き留める事から始めます。

対話とは自分が変わっていく事のプロセス

対話という事を、先入観を持たずに相手の言葉を聞き、何か決まったテーマについてディスカッションすることではない事。

お互いに話をすることにより、全体を捉える。新しい発見を得る。そんな言葉のとらえ方をしていました。

ただ、本書ではこのように示されている。

対話とは、実際に人と人が話をする事だけを意味しない。むしろ相手のいいる世界を相手の視点で捉え直し、それに対して自分が応答し、自分が変わっていくプロセス事が対話である。

引用 変革のジレンマ 第4章P134

この考え方に衝撃を受けましたし、対話を通じて様々な事を知り、試行錯誤を重ねる中で、少しづつだが着実に何かが変わっていく。

変革とはこの地道な取り組みを繰り返していく事である。

自分が変わり続ける事を通じて、組織が変わり、その延長線上に組織が変わっていく。

対話をしましょう。そんな言葉を聞くとちょっとした嫌悪感を感じていましたが笑 意味を捉え直したので、めちゃくちゃポジティブになりました。

周りに発信しまくります。煙らがられないように。。。

過去の成功体験を紐解く

まず大前提として、過去の成功体験に縛られるということ、過去の成功体験を紐解く事は全く別という認識ができました。

何とく、過去の成功体験を調べる事が過去にしがみつく良くない事的な荒い解像度であった自分を反省しました。

なぜならば、なんとく過去の成功体験ってだけで、本当に自社が過去何をやってきたのか、その時の状況(スタートアップの様な環境)をしっかり理解できていなかったからです。

いや調べようともしていなかった。これが本書で言われている「わかった」という状態なのですね笑 

残しておきたい学びは以下になります。

成功体験とは、その組織がうまく機能していた状態を教えてくれるものであり、目にみえる成功要因の背後に、実は複雑なプロセスがあったことを示唆するものでもある。

出典 変革のジレンマ第5章 P157

〇まとめ

変革のジレンマの構造をこれでもかと納得のいく切り口と、それが生み出される構造を捉え方。

あれ?これ自社で日々起こって苦しんでいる事だ。

自社について書かれている事なのか?というぐらい解像度が高く、詳細に説明が続く所に魅せられました。

ただ、学びだけではなく、これを読んだ次の瞬間からあたなでも考えて行動できますよ!と背中を教えてもらえる具体的な指針もありがたいです。

問題解決の糸口を探る
1,自社の従来の事業の顧客はどんな人々で、その顧客にとっての価値は何か?
2,新規事業の顧客として想定されるのはどんな人々で、その顧客にとっての価値は何か?
3,どのような事業を展開しようとしているのか、そこで必要となる人的能力とは何か?
4,いつ頃から、どのような経緯で利益率が低下してきたのか?
5,新規事業のアイデアをうまく育てられなかったのはなぜか?その際、具体的にどのようなエピソードがあったか
6,新規事業を展開する際に、どんな課題があるか?

引用 企業変革のジレンマ第6章 P186

という事で、この本が自社のマネジメント層以上に広がり、対話を通じて、自分自身が変わり続ける事により変革を地道に進めていこうと思いました。

誰かの選書の参考になれば幸いです。

ではでは

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