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#193 マティス展で「ブルーヌードⅣ」を3時間見続ける経験をしてみた話

こんにちは!けーたです。

本日は、年初に作っている「2024年中にやりたいこと100連発」の中にリストアップしていたモノをやってきました。

内容は美術館で自分の気に入った1つの作品を3時間見続けると言うもの。これを経験してきたので、感じたことなどをnoteに投稿しておきます。

なんで、同じ作品をじっくり3時間見続けるということをやったのか?

それは、何かの本でハーバードの学生が同じ絵を3時間見続けるという課題があるというのをどこかで見たから。

その経験以降、集中力を分散させずに詳細まで深く見れるようになった的なエピソードを読んで、本当に?と興味が湧いたからです。

これをやろうとした時のネックはやっぱり時間の確保。

先日、新国立美術館で大巻伸嗣さんの「真空のゆらぎ」を見た時にチャレンジしたかったのだが、予定が急遽入り1時間30分が経過した時点で断念。

ちなみに、その時のnoteはこちら。

大巻さんの作品である「真空のゆらぎ」は同じ瞬間が二度を起こらないような作品全体がゆらぐ。

この作品であれば3時間なんてあっという間に過ぎてしまうだろうなという確信めいたものを感じていましたが、絵はどうなのか?

ここに、気づきがあるのか自分自身に興味が湧いていました。

今日から2024年GWが開始と言うことで足を伸ばした先は、新国立美術館。ここは現実世界と切り離される感覚があり気分が癒されます。

新国立美術館でソファーに座りながら撮影

全ての距離感が大きくとられており、都内にいることをすっかり忘れさせてくれます。

で、ここからはマティス展のはなし。チケット代は2200円/大人でした。

プラス、APP音声ガイド代700円(下にリンクを貼っておきます)これはよく見る音声ガイドのアプリ版(音声ガイドは650円)

初めて、音声ガイドアプリを見たので、初めてのものはまず1回は触る。という事で即購入。

使ってみた結果、良い点としては、

1、音声ガイドの操作がスマホ用にUIが改善されているので通常の音声ガイドより操作がしやすい!
2、買い切りなので、後々聞きたくなった時に聞きなおせる(これ大きい!)
3、共用ヘッドフォンではなく、自分のイヤホンで聞ける。だから音声ガイドを首にぶら下げて持ち運ぶ手間がなく鑑賞体験価値が上がっています!!

ということで、ネガティブな事は、
1、音声ガイドに2倍速がない。焦る事はないのですが、日本語は2倍速で聴きたくなる。

それぐらい。

ここからは、本題の3時間一つの作品を見続けるとどうなるのか?についての気づきです。ちなみに見続けた作品はマティスの代表作の一つ。

ブルーヌードⅣ

マティスの代表作  Blue nude

3時間見た結果、これまでの美術鑑賞では、いかに瞬間的にしか絵をみていなかったのかということに改めてきづきました。

絵を見ていたというよりも、見たというエビデンスを残す為に写真を撮りにいっていたといっても過言ではなかったなと。

手段として「3時間みる。そして自分の変化を内省する」と決めると、マー作品を色々眺めまわします。近づいたり遠くに行ったり距離感を変える。

美術館で良い点は、少し離れた所から見ていると、自分と作品の間に鑑賞している方の姿が入り込むことにより、また違った作品に感じる事です。

なんとなく、自分のマインドシェアが絵100%だったものが、視界に入る人に20%ぐらい取られるから絵の見え方が変わる?という感覚が新鮮でした。

3時間も見ていたから、人がどんどん流れていき、人の通過により絵の印象変化が起こる起こるw楽しい(人間観察か?)

それ以外だと美術館職員の方に何度も目があう事。そりゃそうだよね。一緒の空間に長く一緒にいるし(職員さん眠そうだった笑)

そして、時間があるから、ピュアな気持ちで絵を見つめるので、なんでこんな切り絵の貼り方?、とか足の指先の表現が3つ又なのはなぜ?とか

いろいろ自分で問いを立てます。結構どうでもいいものを笑でも普段問いを立てる機会がすくないからいい体験!

1つの作品を3時間見続ける事で「美術館にいった体験価値」がものすごく上がりました。

合わせてメリットとして、作品が脳に刻まれた深さも深いのではと思うので、のちのち振り返って忘却レベルの差を体感してみたいと思います。

大概の絵は、美術館をでた瞬間に思い出せないぐらいになっているが、BlueNudeは今、まだ覚えているのでそれだけでもスゴイのですが、、、

ということで、今回もだれの為になるのかわからないnoteでした。

ではでは

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