#254 自分とかないから。を読んで読書って楽しいよねってなった話
こんにちは!けーたです。
今日は先日読んだ「自分とかないから。」から得られた気づきや学びを読書メモとして投稿いたします。
伝えたい事は東洋哲学をどこかで専門的に深く学んだ事があるって方以外には、この本めちゃくちゃ面白いのでおススメって事です!
〇この本との出会い
自分の本との出会いはいくつかパターンがあります。
最近はVoicyパーソナリティーの尾石 晴さんのインスタから流れてくる所から面白そうと思いポチるときが多いです。
その他は、読書メンターのオススメ、大型書店での偶然の出会い、友人がやっているTOMOGAKUというサービスにおけるおススメなどです。
本屋さんで本との偶然の出会いの機会を作るのが難しい方はどうぞっ
〇どんな人におススメ?
「東洋哲学」気になるけど敷居高そうで、どこの入り口から入ればいいか皆目見当がつかない。そんな方に是非おススメしたいです!
まず、本の語り口として面白い。そして著者の苦労話をちょくちょく哲学の例として挟んできて、笑ってしまいます。
電車とかで読んでいてニヤニヤして気持ち悪がられるレベル位に笑えますw
今日のnoteのタイトルにしましたが、読書って楽しいよねって事を思い出させてくれる本です。
〇残しておきたい学び
冒頭で東洋哲学の入門としてと書いていますが、学びはたくさんありました!いつものように付箋をペタペタ。振り返ってみるとこんな感じに。
特に記憶に残しておきたいなと思ったのをピックアップしておきます。
・「自分」のからだは、食べもの、つまり「自分以外」のものからできているのだ。
上記の言葉、普段の生活の文脈で言うとなんとなく、自分の今の体は自分の口から摂取したものからできている!を想起させます。
自分のちょっとたるんできたときの体の自己責任論的な笑ときに聞くような言葉をイメージしてしまうし、どこかの本にそんな風に書かれていた。
しかし、本書のアプローチでは自分たちが食事としてとっている動植物も自分以外のモノからできている。(自分以外の無限ループ!)
結果として(自分以外の無限ループにより)この世界は全部つながりすぎている。となっている。なるほどそう思考していくんだと。
そして、ちゃんと観察すると「これが自分」といえるものがない事に気づき、それが「無我」であると。
自分を構成するモノは自分以外だからね。なるほど。
自分としてはこのロジックの流れはスッと入るので残しておきます。(スッと入ってくる考えはスッと抜けるとよく言うのでnoteに残す手法を使う)
・不変の「個性」、不変の「性格」、不変の「アイデンティティ」は、ありえないのだ
龍樹さんがこの本では取りあげられている。無学な自分は竜樹さんの存在をこの本で初めて知りました。
この世のすべては認識が生み出すフィクションです。って内容で、使われている例がこれまた面白い。
ネタバレになるので可能な限り触れないようにしますが、
兄と弟どっちが先に生まれた?という問いがあります。
答えは同時に生まれた。お互いに依存して成立する存在であり、兄がいなければ、弟は存在できないし、逆も然り。なるほどと。
だから兄や弟など実在はするが、作り出された概念であり、もっとメタな所からいうと全てフィクションですよ!ともとれる。
その考えを突き詰めると、個性も、性格もみんなフィクションであり、そもそも自分の変わらない本質など存在せずに、本質に起因する自分の性格に対する悩みなど存在しない。(フィクションだから)
読んだ瞬間はなるほど!!そうだっ!!ってなる。ただし、ちょっと人に説明してってなると論理構成がグラグラして怖い笑説明できない。
という事で何度もいきつもどりつしてこの考え方を自分にインストールしたい為、ここに残しておきます。
・この世界は人間だけじゃない
でも、この世界は人間だけじゃない。という自分が刺さった言葉に繋がります。むしろ人間関係が消滅してはじめて、夕陽とか海とか、草とか「全部」とつながる感覚が分かってきた。
と書かれており、何となく自分もその感覚わかる!となりました。
普段人間関係に悩むことはめちゃくちゃ少ないのですが、本当にいろいろ追い込まれてそれが目の前からフッと消えた時に周りにこれまでずっと変わらずにあった「全部の」存在に気づける。
これからは、意図してその世界と現実を行き来できるようになるといいなと思いこの言葉をピックアップしました。
覚えやすいし、当たり前な感じでいいですね。「この世界は人間だけじゃない」
だからペットとかを家族としている人がいるのかな、、、違うか。
〇まとめ
東洋哲学をおもしろおかしく広くふれているので、入り口としては最適なのでは?と思いました。
読書という情報のインプット以外には、COTEN RADIOで耳からのインプットでもめちゃくちゃ学べますので、リンクを貼っておきます
とはいっても、各章でそれぞれの哲学について可能な限り引き寄せやすいように面白い例を基に説明をしてくれていますが、自分の言葉でそれを伝えいようとすると本当に難しいなと感じます。
それは、このnoteを書いていて痛感しました。この本を読んで何が残ったんだっけ?となります。
という事で、「自分とかないから。」は面白いよ!○○な所がね。と自分の言葉で言えるといいなと思い、すぐに手を伸ばせば取れる距離に本を置いておこうと思いました。
だれかの選書の参考になれば幸いです。
ではでは
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