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#137 読書録 塞王の盾を読んでvol.2 平和を揺るがすターニングポイントを考えた話

こんばんは!けーたです。

今日は塞王の盾の読書録vol.2として気づきなどを残しておきます。もう人間模様とストーリー展開は申し分なく面白いので歴史ものが好きな人には激推ししたい本になります。

P500以上のハードカバーというちょっと分厚い本なので、持ち運びには不便なのですが、それ以外には何か指摘する事はありますか?というぐらい無双状態といってもいいほどバランスよしです!

今日は第5-7章について気になったことなどを含めて残しておきます。基本的にはネタバレによる興味を削いでしまうことが無いように直接的にはないように触れないようとは思っていますが、気になる人がいればここで終わりにしてください。

ちなみにvol.1についてはこちら!


第5-7章を読んでの全体的な感想

時間の移り変わりにより、外部環境の変化に加え、主人公たちの穴太衆においても世代交代が進み、それらの変化点の積み重ねにより大きな時代の変化点が訪れる日常から非日常への転換点が描かれている。

これを読んでいると、2年前に起きたロシアとウクライナの戦争に端を発し、イスラエルとハマスの戦争に至り、そこにアメリカ大統領選挙が控え更なる強烈な変化が起きて時代の大きな転換点が来るのではないか?と相似形を見出してしまった。

で、この時の人たちは目の前の自分たちのできる事に集中するのですが、自分では何ができる事なのか?時代やスケールは違えどきっと問いとしての質は近いと思うので本当に考えさせられる内容です。

戦国の武士ではなく職人を通したフィルターで時代の流れを見る事に興味がある人には本当に刺さる内容ですのでおススメです。

そして近代にも通じる話ですが、因果をどの時点で断ち切る事ができるのか?相手を葬りたいほど憎いとして攻めてくる人に対してどのように対峙すればよいのか?これも大事な問いをいただきました。

どっちも簡単には答えを出せないのですが、戦国におけるストーリーと今の世に起きている世界的な課題を常に並行に走らせながら思考できるエンタメとしてよい時間を過ごせると思います。

特に気になった表現達

常に完全なものなどない。時代が進めばどんなに優れたモノでも、、、

今回は戦国時代のモノを読んでいるから当たり前なのか、このフレーズを読んで日本における国防費の増加について思いをはせてしまった。

私たちの国は基本的に盾を造るしかない状況。ただし、常に外部環境は変化し、それに合わせて自分たちの平和を力で獲得していかなければならない事も事実。それを数字でみれるものについて自分で調べようと思いました。

ちなみに防衛関係予算についてこちら。

https://www.mod.go.jp/j/publication/wp/wp2022/pdf/R04020402.pdf

今回の盾と矛。核兵器の事までいってしまうと盾は何?粘り強い対話?なんなのか?盾と矛の関係がぱっとは浮かばない。ミサイル迎撃システムも宇宙空間以外で撃ち落としたら大変なことになるきがするし、現実の世界では矛盾の関係になっていないのか?ということに気づかされました。

何となく、銃レベルでいうと、テーザー銃という殺傷目的ではないものがあるので、そういう世界の広がりもあるのだと気づかされたので、ご興味があるかたはこちらをどうぞ。サイトの作りもかっちょいいです。


自らがいらない世を自らの手で築こうとする

これって事の本質なのかな?と思わされました。穴太衆は平和を気づくための石垣を日本に広めて、太平に近づけば近づくほど、自分達の仕事はなくなり、技能を高める機会は減り、衰退していく矛盾した存在。

ちょうど安全についても同じ矛盾を感じていました。安全に仕事上の設備をすればするほど、使う側の人間の安全に対する感覚的なセンサーの感度が弱くなってしまう。本質的な安全とはなに?と何となく近い関係な気がしました。ちょっと誤読が過ぎるかな笑

こういう、読んで得た表現などを、自分の言葉で言い換えてみる事により自分の表現神経がどの程度鍛えられているか図っているのですが、本当にダメダメな事がわかりました。まっ良い本にであい表現を知り、アレンジする筋トレを続けるだけなのですけどね。

まとめ

今回は静から動の展開でまたvol.1とはまったく違う展開を楽しむことができました。時代が進み技術が進歩し、盾と矛の関係がさらに研ぎ澄まされ因果の渦が大きく、加速している様子をみていろいろ考えさせられるよい機会です。問いもたくさん立てる事ができ、何度もいろいろな角度から楽しめる事が魅力ですね。

あと一日で読み終わらせ、読書メンターと語りたいと思います。

もし、塞王の盾で語りたいかたがいらしたら是非コメントください!語りましょう!

ではでは


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