#109 読書録 嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのかを読んで vol.2
こんにちは!今日も変わらず隙間時間で読み進めている嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか?のVol.2として自分が感じたプロの世界で生きる厳しさに対する今の自分を振り返って感じたことなど読書の枠を超えて感じたことを残していきたいと思います。
今日は第5章~8章まで読み進めているのでそこについて書いていきます!
ちなみに、vol1.(第1~4章)のまとめはこちら。
ページをめくる手の勢いは変わらず、むしろ上がっている確信があります。
落合監督を中心とした当時の空気感とそれぞれフォーカスされた人たちの人間ドラマが映像よりリアルに脳に飛び込んでくる感覚がします。
という事で、ネタバレにならない程度にココロがざわついた言葉たちなどについてなぜ深く刺さってくるのだろなどと振り返りをまとめていきます。
第5章~8章の読後感
やはりここの章でも自分として感じられる言葉は一番に孤独が来る。そして決断。その他の言葉としては信頼と責任。個。それらが浮かんでくる。
先ほど挙げた言葉全てに対して、自分の今のプロとしてお金を稼いでいる自分に対して矢を向けると、まったく足りていないと、この中日の世界を知ると温過ぎるジブンの状況に嫌というほど気づかされます。
そして、最近の読書の中でもちょくちょくテーマとして挙げている、自分の頭で考える。という事もすごく重なりを感じています。
自分の言っている自分の頭で考える。というのは、これまでの常識をそのまま受け入れるのではなく、自分のエネルギーを使って常識とされることを疑ってかかって行動に結びつけるということ。
自分のプロとしての時間の使いかた、向き合い方についてこの本を鏡として見つめなおすことができる。そんな厳しい本だなと感じています。
気になった表現たち
この決断に味方はいない
この前後の流れを読み、この決断をすることができる他人の価値観にいきていない人の存在を知る事ができました。
何が起きていたのか?9回までノーヒットノーランの日本シリーズのピッチャーに対してリリーフを送る。常識破りの指揮官。
表面から見えていた姿がコレ。
野球に興味のない自分もなんかそんなこと昔あったかなという記憶の隙間に入り込むぐらい大きな事件だったのだと改めて気づきました。
その後ろに流れていた、人間模様を知る事ができて恩師がよく話をしてくれた、モノゴトが見えている形になるにはそれ相応の理由があるという言葉を思い出しました。
ものごとを見たままに受け取らない。気を付けます。
29分間の雄弁な沈黙
この文章を見た時に、正直前後の文脈をみて??となった。
と同時に、普段触れているコンテンツや仕事では言語化しないと伝わらない。勢い言語化しないほうが悪いみたいに感じていたなという自分の思考に気づきました。
そして、同時に昨日友人と食事をしていた時に相手の振る舞いに対して自分が反応して行動する非言語能力が落ちていることを実感したことを思い出しました。
食事の場で、相手がお酒を飲んでいたのですがこれまでだったら、相手の飲んでいる動きやグラスなどの雰囲気からナチュラルにお酒を注いだり、何をしようとしているか空気を読んでいたができなくなっていた、、、
どっちの能力がいい悪いではなく自分はどっちも大事だと思ったし、片方の能力が弱ってきていることにビックリしました。
この本の中で多く登場する非言語コミュニケーション。その重要性に気づかされるよいフレーズでした。気を付けます。
どれだけ勝利に貢献してきたかではない
これに続いている言葉が、今目の前にあるゲームに必要なピースであるかどうか。とある。
それと、プロであるのであれば、これまでにどれだけ貢献してきたかの過去の実績ではなく、今目の前であなたはパフォーマンスを発揮できますか?と24時間求められているという意味と理解した。
では、それって自分はできているか?と考えると正直苦しい。
波があるし、過去の良かった結果やその積み重ねの職位といった他の会社というか世間では全く意味をなさない過去に乗っかってしまっている。
いつでも、全力を投じる準備をしてさらに圧倒的な個としての力を身に着けるように努力し続ける。プロの世界はこれだと改めて戒められました。
まとめ
孤独を厭わないからこそ、他者の価値観にとらわれることなく非常な決断ができている一人の実在する人間の物語。その価値観が周りに伝播して圧倒的な個の爆発を生み出すという組織変革を行うリーダーというより指揮官の強烈なリーダーシップを学ぶことができています。
自分の日常に引き寄せて鍛える事ができる点がたくさんあるので、この世にいう鈍器本の背表紙を常に見える所に置いて自分のゆるみを抑制する仕組みにしたいと思いました。
あっというまに8章まで読み終わってしまい残り1日で読了する予定。中日を見る目が少し変わってきた気がします。
星野仙一さんの本についても読んで色々なタイプのリーダーシップに触れたくなってきました。
時間が足りないですね。何をやめるか決断せねばw
ではでは