「感覚」を取り戻す
こんにちは、Sです。
本記事では、身体の感覚に意識を集中させることのメリットについて実体験も交えながら発信できればと感じています。
独学を通しての個人的な感想・考えとなりますので、その点、ご理解の程よろしくお願いします。
お伝えしたいこと
ボクは、ここ1年半継続して瞑想をしています。
今日は、そんなボクの瞑想経験を通じ学んだことを読者の方々と共有できたらと思い、中でも最近気付いた「身体の感覚に意識を集中させる」ことの良さを発信できたらと思っています。
ボクの取り組んでいる瞑想
また別の記事で詳しく紹介したいと思いますが、ボクの取り組んでいる瞑想は「ヴィパッサナー瞑想」という手法のものです。瞑想には様々なものがありますので、この記事を読んでくださっている方の中には「私はサマタ瞑想派です。」という方もいらっしゃるかもしれません。コメント欄などで教えてもらえると嬉しいです。
ボクの取り組んでいるヴィパッサナー瞑想とは、目を瞑り意識を身体の一部分に集中させます。鼻の粘膜であったり、丹田であったり。かく言うボクはお腹の膨らみに意識を持っていっています。
瞑想を通じてだと思うのですが、最近、身体の感覚が鋭くなったような感じがします。例えば、今この記事を書くためにPCのキーボードを叩く指先の感覚や画面を視ている目の筋肉疲労の感覚、またお尻や背中に伝わる椅子の感触などがそれにあたります。
現代社会に生きるボクらの困難
インターネットやPC/スマホなどのデバイス機器の普及を通じ、手先を使う作業や外での運動など身体を使う活動が減ってきているという現状があります。
実はこの事実が人が精神的な悩みを抱える1つの要因となっているらしいです。
「ん?どういう意味??」と頭の上にハテナマークが浮かぶと思いますが、ご安心ください。順を追って説明いたします。
他の生物と比べ人間の脳は大変に発達しています。
実は、あまり知られていませんが、人間の脳というのは「身体の感覚を感じ取る」という目的のために大きな進化を遂げたと言われています。
分かりやすく、五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)をフル活用するために脳は進化したとイメージしてみてください。
しかし、インターネットが普及した現代はPCやスマホ1つで様々なことができてしまいます。
一日中椅子に座ってPCでデスクワークという方も非常に多いのではないでしょうか。家に帰ってもSNSのチェックに余念が無いというような状態。
となると、人間の脳は自らの能力を持て余す状態となるのですが、やることの減った脳はどうするか。
不要な考え事をするようになります。考える必要のないことに対し、ぐるぐると思考を回し始めるのです。すると、悩む必要もないことをいつまでも考え続けたり、終わったことをいつまでも後悔しつづけたりしてしまいます。
そこで瞑想を。
先述の通り、ボクの取り組んでいるヴィパッサナー瞑想とは身体の一部分に意識を集中させる瞑想手法になります。
瞑想を続けていると、だんだんと、瞑想している間は、頭の中の考え事や堂々巡りしている悩み事とはオサラバすることができるようになってきます。
たとえ短時間でも脳が本来の役割である身体の感覚への集中という仕事を行い、その間考え事を行わなくなるのです。いわゆる「頭が空っぽの状態」というものだと思います。
これを毎日1分間でもいいので継続して行っていくと、1週間、1ヶ月と続けていくうちに頭が空っぽな時間、つまり悩み事をしてしまう時間がその分だけ減っていることになり、結果として「人生の中での悩む時間が減る」=「より良い人生となる」と少し強引ですが言うことができるのではないでしょうか。
最後に
長くなりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。
もし少しでも瞑想に興味が湧いた方は、気軽にトライしてみてください。
瞑想については、近年のマインドフルネスの流行もあり書籍も多く出版されていますので、具体的な瞑想方法の説明については書籍に譲ります。
個人的には地橋秀雄先生の本が分かりやすいと感じます。
それでは今日はこの辺で、
最後までお読みくださり、本当にありがとうございます。
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